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現代俳句の立役者 金子兜太さん逝去2018.02.21

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「俳句のまち」皆野町ゆかりの金子兜太さんが20日の23時47分に逝去されました。
私たち毎日タウンパートナーでは、先月25日に公開した「ほっぷすてっぷほくぶ」で金子さんのことをご紹介したばかりでした。金子さんは大正8年(1919)小川町生まれ。開業医だった父親の影響で俳句に親しんだ金子さんは皆野町で育ち、東京帝国大学を卒業後に日本銀行に就職。戦後はますます俳句づくりに没頭し、当時の社会問題に鋭く切り込んだ社会性俳句活動で話題に。平成12年(2000)には現代俳句協会の名誉会長にも就任しました。

従来の俳句の枠にとらわれない前衛的な作品をたくさん残していることでも知られ、皆野町には金子さんの作品を刻んだ句碑が置かれています。
98年の生涯を終えられた金子先生のご冥福を、心からお祈りいたします。