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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第58号 2018/1 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

皆野町役場 産業観光課の新井湧太さんに聞いた 皆野町はこんなトコロ Part2

「秩父音頭のふる里」で知られる皆野町は、有名な俳人が生まれたことから「俳句のまち」としても有名。実は秩父音頭と俳句には意外な共通点もあるんだ。今回は皆野町で育まれてきた文化についてちょっとだけ勉強してみよう。

98歳の俳人 金子兜太が育った街

皆野町が「俳句のまち」と呼ばれる理由。それは、金子兜太(とうた)さんという俳句の先生が小さい頃からこの町で育ったからなんだ。大正8年(1919)に小川町で生まれた金子先生は、医者をしていたお父さんの影響で俳句を始めた。学生時代も俳句にますますハマり、大学を出てからは日本銀行に就職。転勤で全国各地をまわりながら俳句をずっと続けていたんだ。定年後には大学教授などを務めあげ、平成12年(2000)には現代俳句協会の名誉会長に就任。98歳になった今も、現代俳句の世界では超有名な先生なんだよ。

金子兜太(1919〜)

金子先生ゆかりの場所

町内には金子先生や俳句にとってもゆかりのあるスポットがあるんだ。 ここでは秩父音頭の誕生についても解説するよ!

9つの句碑

皆野町には金子先生の俳句を彫った「句碑」があちこちに立てられている。もっとも大きな句碑がこれで、重さ2トン以上の秩父紫雲石でできているんだ

句碑巡り

句碑は皆野駅のまわりに点在しているから、自然の風景を眺めながらお散歩がてらの句碑巡りが人気。駅前で自転車を借りてまわるのもオススメだよ。

秩父音頭

秩父音頭を作詞したのは金子先生のお父さんで、俳人だった金子伊昔紅(いせきこう)。大正時代、一般公募した歌詞を交えて現代風の音頭を作ったんだ。

彩の国ふれあい牧場

真っ赤な花のじゅうたんはフォトジェニック!

先月号でも紹介した「彩の国ふれあい牧場」では、毎年5月中旬から6月上旬にかけて「天空のポピー」というイベントが開かれるんだ。標高500mの高原の初夏を彩る美しいポピー。5haという広大な土地に約1500万本がぎっしりと咲くそのようすは、まるで真っ赤な花のじゅうたんが敷き詰められたよう。青空と赤いポピーの組み合わせは写真映えすること間違いなしだね!
秩父郡東秩父村大字坂本2949-1/0493-82-1500/中学生以上300円、小学生以下無料

皆野町の名物・特産品など

なるほドリ ぽろたん 熱を加えると渋皮がぽろっとむけることから「ぽろたん」と名付けられた皆野特産の栗。3年ほど前から専属キャラクターも登場して、大々的にPRしているんだ。 秩父山ルビー 皆野町には観光農園がたくさんあってシーズンを迎える頃にはたくさんの観光客でにぎわうんだ。秩父山ルビーやプラムなど新鮮な季節のフルーツがいっぱいあるよ。 豚肉の味噌漬け 秩父名物といえば豚肉の味噌漬け。昭和の初めに皆野町で創業した味噌醸造所「新井武平商店」では、こだわりの秩父味噌を使って味噌漬けを作っているんだ。 皆野町の特産品といえばこちら!

お話をうかがった場所

皆野町役場

秩父鉄道が南北に走る皆野町の中心地にある皆野町役場。町内にはぶどうの観光農園があるほか、役場から車で3分ほどの場所には「道の駅みなの」があり、とれたて野菜や手打ちうどんなどが販売されているよ。

所在地
秩父郡皆野町大字皆野1420-1
TEL
0494-62-1230(代)
開館時間
8:30~17:15、月曜8:30~19:15(一部の課)
閉庁日
土曜、日曜、祝日
駐車場
87台(身障者用1台)
写真提供
皆野町
皆野町役場
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