懐かしいアメリカンロックが流れ、50年代のビンテージアイテムが並んだ店内。厨房から出てきたのは店主のマーリーさん。早速「since1958」の謎を聞くと、この場所にはその昔「峠茶屋」という1958年創業の大衆食堂があって、マーリーさんの祖父母が切り盛りしていたんだって。「当時はバイパスも関越道もない時代で、東京から新潟方面を結ぶのは国道17号だけだったんです。トラックドライバーとか、冬になるとスキーに行く方々で賑わったそうですよ」とマーリーさん。子供の頃は「峠茶屋」でお手伝いしたり、休みの日の前には2階のおじいちゃんの自宅に泊まったりしていたんだって。
マーリーさんのお父さんは「峠茶屋」のすぐ隣で「とうげ」という宴会&仕出し料理のお店をやっていて、おじいちゃんからは「お前も将来は店を継ぐんだぞ」と言われて育ったそう。学生時代は飲食店でアルバイトをしつつ、バンド活動に夢中になって大学卒業後にいったん神奈川へ。プロを目指して奮闘していた頃にティファニーさん(奥様)と出会い、結婚を機に日本料理店と「とうげ」で十数年修業をして独立したんだって。「『峠茶屋』の跡地に自分らしいお店を作ると決めた時に、祖父母の時代からの思いを残すために『ニュートウゲ』にしました」。
お店の歴史を聞いたところで自慢のメニューをいただきます!マーリーさんが作ってくれたのは「4種のチーズと季節の野菜の焼きカレー」(1,350円)。濃厚なチーズがカレーに絡んでめっちゃおいしい♪ ブロッコリーとかカボチャ、ナスがゴロゴロ入っていて、色んな野菜の旨みも感じる味わいだね~。マーリーさんによると、このビーフカレーは箱根の有名ホテルのレシピにアレンジを加えて作った本格派の欧風カレーなんだって。半分くらい食べたところで卵の黄身を絡めて味変。とってもマイルドな口当たりになってこれがまたうま~い♪
「峠茶屋」伝統のレシピで作る「もつ煮」は単品650円。時間をかけて下処理しているから、もつが苦手な人でも食べられちゃう臭みのない仕上がりなんだ。ライス付きは900円。お土産用の冷凍もつ煮も1,100円で販売しているよ!
入口近くでは、ロゴ入りTシャツやキャップ(各3,500円)にキーホルダー(1,200円)、モツシール(100円)などのオリジナルグッズも販売中。食事をした記念にぜひ買って帰ろう!あ、写真に写っているミニカーはマーリーさんの私物だよ。
お店の片隅にはドラムセットやギターが置いてあって、ここで定期的に音楽イベントをやっているんだ。お店でライブをやりたいって人は遠慮なくマーリーさんに連絡してね。イベント情報はお店の公式インスタグラムをチェック!
公式Instagram
https://www.instagram.com/newtouge1958/