「中華そば よしかわ」と言えば煮干しや牡蠣、名古屋コーチンなどを使う人気ラーメン店。今回の「Fishmen」は、厳選素材をふんだんに詰め込んだ一杯を味わえる店として2024年7月にオープンしたばかりの新店なんだ。既存店とは一線を画したプレミアムなメニューがこのお店の特徴で、朝7時から営業するというスタイルもグループ内では初の試み。店長を務めるのは、ホテルの中国料理レストランで長年働いていた木戸大輔さん。「父が日本蕎麦店を経営している影響で、僕も料理の世界に入りました」。ホテルでの約10年の経験を引っさげて、ラーメンの作り方を基礎から勉強するために「よしかわ」に入社したんだって。
お店の看板メニューは、すっきりとした味わいながら強いダシ感が魅力の「貝と魚のあら炊き中華そば」。トッピングの違いによってライト、スタンダード、プレミアムの3種類が用意されていて、写真はホタテや牡蠣、豚ヒレ肉の低温調理チャーシューなどがのったスタンダード900円。「国産の鯛のアラと牡蠣、シジミをゆっくりと火にかけて、各素材の旨味をしっかり抽出しています」と教えてくれた木戸さん。スープをひと口飲むと鮮烈な魚介の旨味が口のなかを駆け抜けていくねぇ。ちなみにライトは朝営業メニューで、スタンダードとプレミアム1400円が昼営業メニューという位置付けなんだ。
ここで木戸さんオススメの「牡蠣の和え玉390円」を追加オーダー。「麺にカエシと油を和えて召し上がっていただく、油そば的なメニューです。ラーメンの後でもペロリといける量ですから、皆さん追加でこれを注文されますよ」と木戸さん。麺の上にトロリとかかっているのは自家製の牡蠣ペーストで、麺の下には牡蠣のカエシと牡蠣油が入っているんだ。「麺と具材をよ~く混ぜて召し上がってください」と木戸さんのアドバイス通りに混ぜ混ぜ。牡蠣の芳醇な香りが炸裂して、めちゃくちゃウマい! 牡蠣の和え玉はそのままでも十分おいしいんだけど、つけ麺みたいにラーメンスープを絡めるともっとおいしくなるんだよ~。
「貝と魚のあら炊き中華そば」のスープに使うのは、広島産の牡蠣や島根産シジミなどすべて国産素材。まろやかな旨味を含んだ花藻塩で作る塩ダレを合わせ、しっとりと上品な味わいに仕上げているんだ。
「貝と魚のあら炊き中華そば」に使う平打ち麺は、他の系列店よりも水を多めに加えたこのメニュー専用の麺。淡麗スープにしっとりと絡まるもちもちの麺が、一層のプレミアム感を演出しているね。
毎朝7時から始まる朝営業で提供されている「貝と魚のあら炊き中華そば ライト」がこちら。トッピングがシンプルで値段も700円とリーズナブルだし、朝の寝ぼけた胃袋にもちょうどいい一杯だ!