今回の目的地「たかふじ」があるのは、加須市南部にある「騎西城」の向かい。交差点の角にある黄色い建物だから、初めてでもすぐに見つけられるはずだよ。駐車場に車を停めていざ中へ! 元気よく出迎えてくれた店主の松本孝行さんは、スタッフとともに毎日のスープ仕込みから営業中の調理などをこなしているんだ。「20代の頃に友人に連れられて行った『ラーメン富士丸』の味に衝撃を受けて、この世界に入りました」と松本さん。二郎系の有名店に弟子入りし、スープやチャーシューの作り方などを勉強したあと、数年のブランクを経て2019年に幸手市で開業。すぐに人気店になったから、お店のキャパを広げるために加須市に移転したんだって。
お店の看板メニューは、茹でた野菜がうず高く盛られた「ラーメン」。この日は麺の量が200gの「ラーメン小950円」をニンニク・ヤサイ・アブラマシで注文したよ♪ まずはシャキシャキの茹で野菜に醤油ダレで味付けしたアブラ(背脂)を絡めてパクリ。野菜のみずみずしさに背脂のコクがのって、いきなり箸が止まらない! 野菜の下から太麺を引っ張り出したら豪快にズルズル~。豚骨醤油スープを吸った麺はとても歯応えがあり、噛むたびに麺の風味が口いっぱいに広がっていくね~。肉厚のチャーシューは驚くほどとろっとろに煮込まれていて豚肉の甘味がすごいんだ。食べていくうちにニンニクが全体にまわり、パンチの効いた味に変化していくよ~。
ラーメンを注文すると必ず聞かれる「無料トッピング」。刻みニンニク、茹で野菜、味付け背脂の3種類を、好きな量でオーダーできるんだ。無料だからといって、食べきれないくらい無理なオーダーはしないでね~。
お店で使っているのは、「菅野製麺所」の特注麺。ゴワゴワっとした独特の食感を出すために、麺の切り出し方にひと工夫を加え、1玉ずつ手で揉んでいるんだって。濃厚なスープに負けないくらいのパワフルな麺だよ。
適度に味の濃いラーメンだから、麺を「生卵100円」につけて食べるのがオススメ。生卵をスープに入れるのもアリだけど、このすき焼き風のアレンジは二郎系ファンの間ではポピュラーな食べ方なんだって。