「セイロンキッチン」は、圏央道の桶川北本インターからちょっと南に走る県道12号線沿いで2021年4月にオープンしたスリランカ料理店。調理と接客をひとりでこなすのは、スリランカ出身の店主・マドゥーシャさん。2010年に来日し、旦那さんとともに沖縄県で働いていんだけど、家族で落ち着いて暮らせる場所を求めて2020年に埼玉県へ移住したんだって。「料理をするのが好きだったので、おいしくてヘルシーなスリランカの家庭料理の魅力を伝えたくて店を開きました」。お母さんから教わったレシピを頼りに、スパイスたっぷりのカレーやスイーツを手作りしているんだよ。
マドゥーシャさんがおすすめしてくれたのは、カレーや総菜をひとつの皿に盛り付けた「チキンカレー&ライスプレート1,050円」。目玉焼きがのったごはんの周りにチキンカレーとレンズ豆のカレーがあって、甘いナス炒めや煮干しのスパイス煮、酸味のあるパインのピクルスとか、色とりどりの味が並んでいるんだ。「甘い物、辛い物、酸っぱい物が全部入っているのが私の国の料理です。別々に食べてもいいし、全部混ぜて食べてもOKですよ!」とマドゥーシャさん。スパイスの香りを楽しむ料理だから、意外と塩分が少ないのもスリランカ料理の魅力なんだって。
食後のデザートもマドゥーシャさんお手製の「ワタラッパン350円」を出してもらったよ。黒糖や練乳、カシューナッツなどで作るワタラッパンは、スリランカでは昔からお祝いの席などで親しまれてきたスイーツで、食べた感じはプリンにとっても近いんだ。たまにコリコリのカシューナッツが出てきて、味も食感も日本のプリンとは一味違っておいしいねぇ。黒糖と練乳の濃厚な甘さが特徴だから、ストレートのセイロンティーと一緒に食べるのがおすすめ。スパイスの効いたカレープレートのあとに甘~いワタラッパンで、すっかりスリランカにいるような気分になれちゃう!
砂糖や練乳を混ぜて作る「ミルクトフィー」と、ひよこ豆を揚げた「おつまみの豆」。どっちもスリランカを代表するお菓子で、おつまみの豆はスリランカの屋台ではおなじみの味。コリコリっとした食感がクセになるね!
スリランカの名産品と言えば、柑橘系のほのかな香りが特徴のセイロンティー。店内ではストレートやフレーバー付きなど、いろんな種類のセイロンティーを販売しているよ。ほら見て、パッケージもかわいいね~。
一軒家を改装したお店は広さが結構あって、奥には畳敷きの座敷席もあるんだ。お店でも使っている細長いお米「バスマティライス」をはじめ、インドやバングラデッシュの食材やお菓子、ハンドメイド品なんかを売ってるよ。