お店があるのはコンビニやガソリンスタンドのある「江綱交差点」。入口横には大きな製麺室が見えるね。ここで毎日うどんやそばを打っているのかな。早速、中に入ってみよ~!大将の田中治夫さんは吉見町の出身。調理師学校を卒業したあと都内の結婚式場や和食料亭で修業し、魚をさばいたり寿司を握ったりはお手のもの。昭和62年に「手打うどん たなか」を創業した時には手打ちうどんを独学で学んでお店の看板メニューにしたんだって。田中さんの昔話を聞いているうちに、厨房では料理がどんどん出来上がっていったよ~。
「天ぷら付うどん1,000円」はエビにイカ、ナス、春菊など7種の天ぷらが付いた人気メニュー。カツオ節や煮干し、サバ節で出汁を引いたつゆに漬けてズルズル~っ。うどんの表面は驚くほど滑らかで、すすり心地も上々だね~。もっちり食感のうどんにつゆがしっかりと乗り、口の中でふんわりと出汁の旨味が広がっていくよ。天ぷらはもちろんどれも揚げたてサックサクの仕上がりで、油っこくない軽めの口当たり。ちなみに、天ぷらの代わりにまぐろ丼が付いてくる「マグロ丼セット」も同じ1,000円。リーズナブルな価格設定も「たなか」の自慢なんだ。
続いて登場したのは「あぶらみそ丼800円」。豚肉とたっぷりの野菜を炒めて味噌で味付けしたオリジナルメニューなんだ。田中さんによると、吉見町では昔から夏野菜を味噌と砂糖で味付けした郷土料理があったとか。それを町のB級グルメとしてPRしようと、今から約10年前に町内の飲食店で一斉に「吉見あぶら味噌」の提供を始めたんだ。「たなか」では、自家製味噌に砂糖や酒をブレンドした専用の特製味噌を作っていて、このメニューを目当てにやって来る人たちも多いみたい。初めての人には手打ちうどんのセット(1,000円)がオススメって教えてくれたよ!
今回食べたメニュー以外にも、大将がさばいたウナギや刺身、焼肉定食なんかも人気。お腹いっぱいになっても食後のデザートは別腹。お餅から手作りの甘~い「おしるこ400円」がオススメだよ。
手作り、自家製にこだわる「たなか」さんでは、米や野菜も作っているんだ。天ぷらに使用する季節野菜のほとんどを店舗裏の畑で栽培。この日はダイコンとニンジンを見せてもらったよ。
お店の公式インスタグラムは女将さんがせっせと更新中。日替わりランチのお知らせやイベント情報、畑の様子などの真がアップされているから、ぜひみんなもチェック&フォローしてね!