いざ店内へ。入口正面にカウンター席があって、奥には座敷席も。インドとポップカルチャーをミックスしたような摩訶不思議な内装で、スピーカーからは陽気なジャズが流れているから、初見では「ほんとにカレー屋さん?」とちょっと戸惑うかも。でもここは、正真正銘インドカレー屋さんなんだ。厨房から「いらっしゃいませ」と顔を見せてくれたのは店長の加藤清さん。「カレーライス&ばる しえすた」は、ポークビンダルカレーを広めようと伊奈町のゲーム制作会社が平成30年にオープンしたお店なんだって。
ポークビンダルカレー……初めて聞く名前だ。加藤さんによると、インド西海岸にあるゴア州でポルトガル人たちが作ったとされる郷土料理で、マリネした肉を使うのが特徴なんだって。「食材をマリネするポルトガルの食文化から影響を受けたカレーなんです。うちでは数種類のスパイスと一緒にマリネした豚肉を使っています」。辛さやスパイス感に加え、独特な酸味がクセになというポークビンダルカレー。話を聞いていたらやっぱり食べたくなっちゃうよね。ってことで加藤さん、ポークビンダルカレーを食べさせてっ‼
加藤さんが用意してくれたのはランチの人気メニュー「合い盛りカレープレート990円」。自慢のポークビンダルカレーとタンドリーチキンカレーが同時に味わえるお得なセットなんだ。「タンドリーチキンはココナッツやカシューナッツでコクを出す南インドのカレーです」。スパイスの爽やかな香りの奥からナッツのコクをたしかに感じる! ニンジンのトーレン、オクラのポリアルといったインドでお馴染みのおかずやサラダが敷き詰められ、とってもカラフルなワンプレートランチだよね~。
サイドメニューの1番人気は、トロトロの半熟玉子を酢や砂糖、スパイスで漬け込んだ「ゆでたまごのアチャール200円」。カレーの合間にそのまま食べてもよし、カレーに混ぜて食べてもよし!
火曜、木曜に10個限定で販売している「ポークビンダルカレー200円」は、お店のすぐ裏にあるベーカリー「ぱん田屋」とのコラボ商品。カレーパン用にアレンジした特製カレーがた~っぷり!
加藤さんが好きな映画チラシやゲームグッズ、フィギュアやアート作品が飾られた摩訶不思議な店内。奥にはゆったり食事できるテーブル席もあるから、家族連れやグループで行ってもOK!