国道17号から「煉瓦史料館」の方に進み、小山川の橋を渡った先に見えてきた「畑to Kitchen Café」の看板。ここがお目当ての「豊土の里農園」。農家が立ち並ぶ静かなエリアで手作りのランチやケーキが楽しめるとあって、沢山の人たちがお店を訪れるんだよ。マスターの川田勉さんは建築デザイナーとして活躍しながら、代々続く実家で2021年4月にカフェを開業。今から100年以上も前に建てられた木造の蚕(かいこ)研究工房をリノベーションし、こんなに雰囲気の良いお店を作ったんだ。庭にもおしゃれなテラス席が置かれているから、晴れた日は外で食事することもできちゃう。
予約制のランチが14時で終わり、14:30からはお待ちかねのカフェタイムがスタート。「自慢のピザを食べてってくださいね」とマスターにおすすめされたのは、石窯で焼いた自家製ピザ「農園マルゲリータ1,320円」。高温で一気に焼き上げているから、モチモチ生地の表面はサクサクと軽い食感。そこに2種類のモッツアレラチーズや自家製バジル、近所の農家で栽培しているトマトやベビーリーフをたっぷりとトッピング。自然の恵みをふんだんに取り入れた石窯焼きピザをほら見て、超華やかなビジュアルだよね~。
「『豊土の里農園』のコーヒーは優しい口当たり」。そんな噂をよく耳にしていたので僕も注文。お店で出しているコーヒー「赤城山」「浅間山」はどちらも595円。マスターによると、それぞれの山の形をイメージした味とのこと。「赤城山」はギザギザのエッジが立った形のように苦味とコクを際立たせた味わいで、「浅間山」の方はゆるやかな稜線を思わせるフルーティーで香り高い味なんだって。厳選した豆を自家焙煎してから3日で提供するのもマスターの強いこだわりで、注文ごとに豆を挽いてハンドドリップしてくれるんだ。
コーヒーを淹れるのは、店内にあるかまどで沸かしたお湯。薪の火でゆっくりと沸かしたお湯はまろやかな口当たりで、コーヒーがとってもおいしくなるんだよ~。
築100年を超える木造建屋をリノベーションした店内は天井が高くて広々~。ゆったりと席を配置しているから、新型コロナの予防に大切な「3密」を守れるんだ。
家族や友人とプライベートな時間を過ごすなら個室がおすすめ。予約制のディナーはこの部屋でゆっくりと食事ができるんだ。あったかい色の照明がGOOD!