「いらっしゃいませ」と出迎えてくれたのは、ド派手なコスチュームをまとったお店のオーナー・黒澤みどりさん。聞けば、鯉のぼりをリメイクしたドレスに富士山のウィッグなんだとか。黒澤さんは秩父市出身で、20代の頃にインドやエジプト、トルコなど世界の国々を旅してきたっていうスゴイ人。旅先で食べたいろんな料理のなかで、とくにお気に入りはインドで食べたスパイスたっぷりのインドカレー。「日本でも本場インドの味が恋しくなって、インド人シェフを招いてカレーのお店を始めたんです」。2004年に秩父で創業するとおいしさが評判となり、上尾市や千葉県成田市、そして加須市にも支店を出すようになったんだって。
ランチのオススメ「タンドリーターリーランチ1,080円」を注文。カレー2種類と大きなナン、タンドリーチキンにサラダとデザート、ドリンクまで付いてこの値段はかなりお得! カレーは日替わり4種類の中から好きな2品を選べて、しかもナンとライスはおかわり自由。今回はキーマカレーとシーフードカレーを選んでいざ実食。トマトやカシューナッツを使った濃厚なカレーはそのまま食べてもおいしいし、焼きたてのナンにたっぷり付けると一層スパイスの香りが広がって、超おいしい~‼ ちなみに、マンゴーを使った甘いドレッシングもこのお店の名物なんだよ。カレーと野菜を一緒にナンにのっけて食べるのもオススメ~!
「ラムじいさんのインドカレー」では、2021年の夏にピンクのキッチンカー「み☆どりーむ号」を導入し、カレーパンの移動販売を始めたんだ。カラーリングやデザインはすべて黒澤さんが決め、熊本のカーショップに特注した世界でたった1台のキッチンカー。車体のサイドにかわいいイラストが描かれていて記念撮影できるようになっているんだって。県内のショッピングモールやイベントに出店して、カレーパン以外にもハンバーガーやトルティーヤも人気。かなり目立つキッチンカーだから、熊谷や長瀞のあたりで見かけた人もいるかもね♪ イベント出店のスケジュールは公式Twitterでぜひチェックしてね。
もう一品欲しい時はインドで超メジャーな揚げ物「サモサ」。ジャガイモにカシューナッツ、レーズンの入った「ベジタブルサモサ470円」は、自家製オーロラソースとケチャップで。
カレーに使うスパイス類はもちろんインド産。ガラムマサラやコリアンダー、ターメリック、チリパウダーなどをブレンドし「ラムじいさん」秘伝の味を生み出しているんだって。
通常席のほか、写真のような座卓席も。インドの家庭では床に座って食事をするのが一般的だそうで、それをイメージして作ったんだって。お家で食べるみたいでなんだか楽しいね。