お店に入ると、ショーケースには豆大福や最中、どら焼きがずらり。ご主人の石橋孝一さんによると、お店がオープンしたのは2012年10月。伊奈町で生まれ育った孝一さんは高校卒業後に調理師の専門学校に進学し、和食店で修業してから和菓子の世界へ。「高校の頃から和に関わる仕事をしたいと思っていてね」と、北本市にあった「とらや」で18年ほど修業してから地元でお店を開いたんだって。修業先で教わった和菓子作りの基本を守りつつ、孝一さんが「おいしい」と思う味と食感を表現。奥さんの雅代さんといっしょに“作る”と“売る”を分担しながらお店を切り盛りしているんだ。
お店の名物は、伊奈町のゆるキャラが描かれたどら焼き「伊奈ローズちゃん 手焼きどら150円」。どら焼きの皮は銅板で1枚ずつ焼いていて、はちみつ入りのしっとりとした食感が特徴なんだ。オープンした頃は普通のどら焼きだったんだけど「伊奈町っぽいお菓子はない?」というお客さんの声に応えるために商品化したんだって。ほかにも大きな栗が一粒入った「大栗どら焼き250円」や、生クリームを練り込んだ「生どら焼き175円」もあり、僕は「モンブラン生どら焼き175円」が気になった! 和菓子って日本茶といっしょに食べるイメージが強いけど、ちょっと洋風な生どら焼きならコーヒーや紅茶にもピッタリかもね。
甘く仕上げたこしあん入りの「もなか150円」や「すいーとぽてと200円」なども人気。彩り豊かな伝統の和菓子「練り切り250円」は季節をイメージしたデザインがかわいいね~。
焼き印を付けるための焼きごては、東京の合羽橋にある調理器具屋さんに特注して作ったもの。左にある専用のバーナーで熱してからどら焼きの皮に押し付けていくんだって。
厳選した北海道の大納言小豆を使って、毎日せっせと作るあんこ。500g単位で販売もしていて、つぶあんは700円、こしあんは800円。僕はお家でアンパンを焼いてみようかな~。