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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第98号 2021/5 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

のどかな風景にポツンと一軒 自家焙煎珈琲豆屋 Rinのこだわりコーヒー豆(加須市)

アフリカや中南米など、暑い国で主に栽培されているコーヒー。日本では街のカフェやコンビニなんかで手軽に飲めるから、みんなも何度か飲んだことあるかな?今回は、加須市の田んぼの中にある小さなコーヒー豆専門店に行ってきたよ。

元競輪選手が営む焙煎コーヒー豆の専門店

あたり一面を田んぼと畑に囲まれたのどかな加須市南部。とある農家の庭先に、ポツンと一軒のコーヒー豆専門店「自家煎珈琲豆屋 Rin」を見つけたよ! 「いらっしゃい」と笑顔で出迎えてくれたのは、オーナーの松村悟さんと奥さん。加須市で生まれ育った松村さんは、なんと20年以上もプロの競輪選手として活躍したすごい人なんだ。「もともとコーヒーが好きだったの?」と質問すると、「いえいえ、若い頃は日本茶派でした」と照れ笑いする松村さん。聞くと、コーヒーマニアの先輩選手に影響を受けてコーヒー好きになり、試合で地方に行ったときは地元でおいしいと評判のコーヒーを飲むようになってどんどんコーヒーの世界にのめり込んでいったとか。現役時代から焙煎の勉強を始め、引退とともにこのお店を開いたんだって。

元競輪選手が営む焙煎コーヒー豆の専門店
個人店だからできる徹底した豆の管理と焙煎技術

個人店だからできる徹底した豆の管理と焙煎技術

みんなは茶色いコーヒー豆を見たことあるかな? あれは生のコーヒー豆(生豆)を焼いた後の色だって知ってた? コーヒー豆はコーヒーチェリーと呼ばれる赤い実の種で、生豆の状態では白っぽい色をしているんだよ。それを焙煎機でこんがり焼くことで、コーヒー独特の苦味や酸味を引き出すというわけ。松村さんは仕入れた生豆を13~15℃で低温保管して、カビや虫食いのある欠点豆を取り除いてから焙煎機にかけているんだって。焙煎の温度と時間、さらに余熱の入り方を工夫して、浅煎りから深煎りまで5段階の焙煎レベルで仕上げているのが最大のこだわり。ちなみに浅煎りは酸味が立っていてさっぱりとした味わいになり、逆に深煎りは香ばしくて苦味の効いた味わいになるんだ。

なるほドリ:エチオピアにグァテマラにコロンビア。Rinさんに来れば、世界中のおいしいコーヒー豆が買えるんだね~。 松村さん:皆さんにおいしいコーヒーを飲んでもらいたいので、温度管理と豆の選別をきちんと行ってからお出ししています。手間はかかりますが、コーヒーの本当のおいしさを知ってもらうには欠かせない作業なんです。 なるほドリ:なるほど~!!そういえばさっき、高級豆も販売しているって言ってたよね。どんな豆なの? 松村さん:コピルアクというインドネシア原産の豆ですね。コーヒーの実を食べたジャコウネコの糞から採取した豆なんです。この話をすると皆さんびっくりするんですが、ちゃんと洗浄して乾燥させた豆ですから安心してください。とっても希少で高価(7900円/100g)なコピルアクのファンも多くて、大切な方への贈り物などにいつもおすすめしています。

自家焙煎珈琲豆屋 Rinのここも要チェック!

ほかにはどんな見どころがあるかな? 夏限定の自家製アイスコーヒー!

夏限定の自家製アイスコーヒー!

気温が高まるこの時期に登場する特濃アイスリキッド800円。氷を入れて楽しむのはもちろん、ビターな味わいはアイスクリームにもよく合うんだよ。

豆の焙煎レベルは1~5

豆の焙煎レベルは1~5

販売しているコーヒー豆はすべて松村さんが店内の焙煎機でじっくり焼いたもの。5段階の焙煎レベルによって酸味と苦味のバランスが決まってくるんだって。

奥の焙煎機にも注目!

奥の焙煎機にも注目!

松村さんが現役時代にトレーニングルームとして使っていた部屋をお店に改装したんだって。常時10種類ほどのコーヒー豆や雑貨が並べられているよ。

自家焙煎珈琲豆屋 Rin

住所
加須市中種足2197-1
TEL
0480-38-6623
営業時間
9:30~18:00
定休日
月曜、火曜
駐車場
5台
公式サイト
https://coffee-rin-kazo.jimdo.com/
自家焙煎珈琲豆屋 Rin
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