小川町駅から南に歩くこと約10分。「強い女」は、音楽業界で活躍するオーナーと店長が開いたアットホームなカレー専門店なんだ。ガラスのドアを開けて店内に入ると、スパイスのいい香りがしてきた! 店長を務める矢野さんは、都内で音楽関係の仕事をしていた2018年頃に埼玉県へ移り住み、2019年のお店のオープンとともに小川町へやって来たんだって。メニューを考案したオーナーさんの元でカレー作りを学び、今は材料の仕込みや接客などを担当。小柄な矢野さんは“強い女”とは程遠いイメージなんだけど、どうしてこんな変わった店名になったんだろう…?
「ただ食事をするだけの場所じゃなく、地元の人のためのコミュニティスペースになれたらいいなというのが当店のコンセプトなんです。気軽に集まっておしゃべりしたり、そこから生まれた新しいアイデアをこの店から発信していきたいと思っています」と教えてくれた矢野さん。“強い女”っていう言葉はオーナーや矢野さんたちが考えたキーワードで、誰もがワクワクできるような空間にしたいという思いを込めたんだそう。矢野さんとおしゃべりしていたら思わずお腹がグゥ~って鳴っちゃった。せっかくだからカレーを食べさせてもらおうっと!
「当店に初めて来た方に」と矢野さんがオススメしてくれたのは無水チキンカレー1280円。飴色になるまで炒めた玉ネギとトマトの水分だけで鶏肉をじっくりと煮込み、岩塩と16種類のスパイスで味付けした香り豊かなカレーなんだ。季節の野菜がトッピングされていてカラフルだよね~。8時間かけて煮込んだ鶏肉は驚くほど柔らかくなっていて、口の中でほろほろになるほど。ごはんにブレンドされた玄米のプチプチとした食感が楽しいんだよ~。カレーの脇には季節の野菜で作ったピクルスなどもトッピングされていて、一皿の栄養バランスもバッチリだね!
お土産コーナーで販売されているのは、自家製のカレー調味料で知られる「ビンダル980円~」や「岩塩700円」など。気になるアイテムがあったらお家用に買ってみてね。
Tシャツ2500円、巾着600円、エコバッグ1000円など、強い女のオリジナルグッズも要チェックだ! デザインやプリントは店長さんたちが自分でやっているんだって。
とっても味のあるお店は、約30年前まで理髪店として使われていた建物をリノベーションしたもの。厨房のある手前のスペースが店舗で、奥のフロアは住居だったんだ。