「高橋売店」は吉見百穴の門をくぐってすぐ左。お店の中から笑顔で出迎えてくれたのはご主人の高橋忠男さんと奥さんの寿子さん。店内は飲食スペースとお土産コーナーに分かれていて、百穴観光に来た人たちがここでお茶をしたり食事をしたりするんだ。ここは寿子さんのお父さんが今から65年前の昭和30年に始めたお店で、その昔はラーメンがおいしいお店で知られてたんだって。ご主人の忠男さんは学校の先生を退職してから本格的にお店に立つようになって、手打ちのそばやうどんを作っているんだよ。
「はいお待ちどおさま」と出してくれたのは、忠男さんお手製のもりそば600円。13年ほど前から始めたという手打ちそばは、北海道産のそば粉を使った本格的な二八そばをカツオ出汁の効いたそばつゆでツルツルっと味わえる高橋売店の名物グルメ。さらに100円をプラスすると「このへんでは昔から夏になるとこれを食べていたのよ」と寿子さんが教えてくれた冷や汁に変更することもできるんだ。きゅうりや大葉の入った赤味噌をそばつゆに入れる夏バージョンの楽しみ方だね~。
もうひとつの名物が味噌おでん200円。先代の味を今も守っていて、赤味噌をベースにした甘めのタレがたっぷりかかっているんだ。夏はラムネ120円と一緒に味わおう!
「ここの五家宝を知ったら、他の店では買えない」。そうお客さんに言われる五家宝は、食感の柔らかさや太さを細かくオーダーして作ってもらっている高橋売店だけの味。
吉見と言えばいちごの町。ということで、店内のお土産コーナーにはいちごの加工品も販売されているんだ。人気のいちごクッキーにプリンやサイダーなんかもあるんだよ。