「麺房 長谷川」を切り盛りする長谷川紀夫さんは、東京の田無市（現西東京市）に生まれ、ずっと料理の世界で活躍してきた人。洋食屋さんのコックとして働いていたある日のこと、東京にある有名ラーメン店「天鳳」の味と出合い、自分もラーメン屋さんになることを決意。いろんな店を食べ歩いた味の記憶をもとに独学でスープを研究し、1年ほどで納得のいく味噌ラーメンを完成させたんだ。「『天鳳』の麺を使いたい！」そう思った長谷川さん。調べると麺は北海道の「西山製麺」から仕入れていると判明。早速、北海道に出向いて麺の仕入れを契約したんだ。

味噌ラーメンと同じくらい人気があって、これからの暑い時期はとくに人気が出る「つけ麺（魚介豚骨）780円」。こっちの麺も西山製麺から仕入れていて、お店用の特別な配合で作られたオリジナル麺を味なんだ。スープは豚骨をベースにしているんだけど、ジャガイモと長芋も一緒に煮込むことでややとろみのある濃厚な仕上がり。「豚骨だけで濃厚にすると口当たりがかなり重くなってしまうから、野菜で濃度を出したベジポタです」と教えてくれた長谷川さん。ちょっと甘めのスープに胚芽入りの香り高い太麺をよく浸して、ズズ～ッっと一気にすすろう！