宝登山から車で10分ほどの場所にある「秩父温泉 満願の湯」は、天然温泉を楽しめる日帰り温泉施設。「すぐ近の源泉所から引く温泉は単純硫黄泉といって、疲労回復やお肌にいいんですよ」と教えてくれたのは支配人の黒沢さん。昭和の終わり頃に地下600mから温泉が湧いて、最初は有料源泉所としてオープンしたんだけど、平成9年に秩父観光と温泉をセットで楽しめるようにとこちらの施設を作ったんだ。源泉所は今も営業していて、100円で20リットルの源泉を買うことができるんだよ。
こちらの施設には「黄金の湯」と「宝登の湯」&「産の湯」という3つの露天風呂があって、2ヶ月ごとに男女入れ替えているんだ。どの露天風呂も、湯舟につかりながら奥長瀞の絶景を眺めることができるんだよ。「向かいの山には満願滝、すぐ下には荒川の支流、大自然から放出されるマイナスイオンを体いっぱいに浴びるころができます」と黒沢さん。春になったら桜、夏は新緑、秋は紅葉と、季節ごとに景色が変わっていくのも、絶景が見える露天風呂の魅力だよね!
温泉にのんびり入っていたら、お腹がとってもへってきた~。1階の食事処に秩父の名物料理があると聞いたので、さっそくチェック。黒沢さんがおすすめしてくれた「黄金(こがね)めし」っていうメニューを注文したよ!栗がはいった黄色い炊き込みごはんに煮物や天ぷら、冷たいそば、茶わん蒸しまで付いてくるボリューム満点のセットだね。黄金めしは昔からお祭りやお祝いの席で食べられてきた、秩父の郷土料理なんだって。プチプチとした歯ごたえがなんだか楽しいよ!
温泉からあがって欲しくなるのが、このビン入りの牛乳だよね。お客さんの3人にひとりが飲む人気の牛乳は、1階のお土産コーナーで1本130円だよ。
ここは「寝ころび処」というちょっと暗めの休憩部屋。畳のうえに寝ころんで、ゆったり過ごせる場所だよ。仮眠をとる人もいるからここでは静かにね。
こちらは玄関横にある農産物直売コーナー。秩父で育った野菜や果物、加工品なんかが並んでいるよ。秩父で遊んで温泉に入ったら、秩父のお土産だね。