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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第81号 2019/12 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

子育てママたちが活躍する大正ロマン香る文化財カフェ 旧忍町信用組合店舗(Vert Café)(行田市)

行田市にある水城公園のほとりに、大正ロマン香るおしゃれな建物を発見!実はここ、大正時代に建てられた行田市の指定有形文化財を移築したカフェ。子育て世代のママたちが運営していて、どこか時間を忘れてくつろげるアットホームな店なんだよ。

大正ロマンの世界に浸る薄緑色のレトロな洋館

春は桜、夏はホテイアオイで埋め尽くされる水城公園。その敷地のしのぶ池のほとりに佇む「Vert Café(ヴェール カフェ)」は、平成27年まで使われていた大正11(1922)年開店の旧忍町信用組合の建物を、現在の地に移築・復元。平成30年9月にカフェとして生まれ変わったんだ。店名の「Vert」は、市内の中学生が応募したフランス語で緑という言葉が由来で、建物の外装や店内の天井は、竣工した当時を再現して新緑のようなもえぎ色にしてるんだよ。レトロな木造2階建ての洋館は、高い天井とおしゃれな木枠の大きな窓がとても印象的。外履きを脱いで一歩足を踏み入れると、ウッディな家具が配されていてどこか懐かしい気分を体験できるんだ。

大正ロマンの世界に浸る薄緑色のレトロな洋館
地元食材を使いママの視点でメニュー考察

地元食材を使いママの視点でメニュー考察

カフェの立ち上げから運営に携わっている任意団体「行田レインボーネットワーク」の山岸さんがこだわったのは、行田だからこそできる子育て世代のママを支援するカフェ。「子供を連れて自分らしく働く」というコンセプトのもと、乳幼児や未就学児を持つ市内のママ約30人と連携を取りながら、ママ自身がスタッフとして活躍。メニューも女性目線を意識した健康志向の料理が提供されているんだ。行田在来の青大豆のおからで作るゼリーフライと、新鮮な地元野菜をピタパンに挟んで食べる「ゼリーフライピタサンド」858円や、行田産の古代米を使ったチキンカレー「行田古代米カレー」968円など、行田らしい食材で作る、男性でも満足できる食べごたえあるメニューがあるんだよ。

行田の食材たっぷりの絶品スイーツも必食

城西大学医療栄養学科の学生と、ママたちがレシピ考案して市内の洋菓子店「Kapua」が仕上げた、ここだけでしか食べられないデザートは絶品! 黒糖がたっぷり染み込んだスポンジに、市内の創業60年の豆腐店「かどや豆腐」が作る行田産の青大豆のざる豆腐と、マスカルポーネチーズを合わせたクリームがたっぷりのった「和てぃらみす」や、枝豆の風味が際立つ「行田ぷりん」各330円などと、「珈琲豆専門店まめや忍」がブレンドした「忍町コーヒー」550円や、「ルイボスティー」520円を合わせて一緒にお茶するのもおすすめ。月替りでケーキも登場するんだ。水城公園を散歩して、デザートでひと休みというのもありだね。

行田の食材たっぷりの絶品スイーツも必食
なるほドリ:乳幼児をおんぶや抱っこして働いているママもいるんだね~ 山岸泰輔さん:スタッフ同士が交代で子どもを見る仕組みを導入しているので、親子で出勤する人もいますし、ママが働いている間、キッズスペースで遊んでいる子どもも多くいます。 なるほドリ:なるほど~!だから店もアットホームな雰囲気なんだね~ 山岸泰輔さん:子どもの側にいながら少しでも社会とつながりをもちたいというママの思いを実現してきたいです。子どもと一緒でも気兼ねなくくつろげる、そんなカフェにしていきますよ。

旧忍町信用組合店舗(Vert Café)のここも要チェック!

ほかにはどんな見どころがあるかな? 広々したプレイスペース

広々したプレイスペース

1階には広めのキッズスペース、2階にはオムツ替えもできる授乳室を完備。キッズスペースにはママたちが持ち寄ったおもちゃや本が置かれているよ。

ハンドメイドなアイテムも

ハンドメイドなアイテムも

1階のレジ横には地元のママたちが作ったハンドメイドのグッズも販売。髪飾りや足袋、ぞうりなど、女性らしいアイテムもずらり。ぜひチェックしてみて。

ママたちの足元もチェック

ママたちの足元もチェック

実はママたちは足袋の町・行田らしく足袋を着用。しかもそれぞれのお気に入りや、自分で作ったオリジナルの足袋など、バリエーションもたっぷり。

旧忍町信用組合店舗(Vert Café)

住所
行田市水城公園2305
TEL
048-556-4330
営業時間
11:00~16:00
(フードLO14:30、ドリンクLO15:30)
定休日
木曜・祝日
席数
28席
旧忍町信用組合店舗(Vert Café)
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