鴻巣市の中心地からちょっと北にある「ベーカリー パーム」は、毎日焼き立てのパンが並ぶ街のベーカリー。店がオープンしたのは平成25年で、ご主人の檜山さんは加須市のベーカリーで修業したあと、今の場所に自分の店を開いたんだ。今は奥さんとお母さん、パートさんたちと一緒に店をやっているんだよ。毎朝6時くらいからパン作りをはじめ、店が開く10時にはオーブンから取り出したばかりのできたてパンがどんどん並べられていくんだ。クリームパンやチョコパン、あんぱんにカレーパンなど、その数は50種類以上! 店内は美味しそうなパンの香りでいっぱいだよ。
パン生地に使う小麦粉は、無農薬で栽培された体思いのもの。卵は鴻巣市内にある松村養鶏場で飼育された栄養価の高いクイーンランという品種。生地に練り込む酵母には、有名なホシノ天然酵母やレーズンから作る自家製酵母などを商品ごとに使い分けているんだ。これらはすべて、檜山さんが美味しいパンを作るために選んだ「こだわりの素材」。ほかにもツナサンドに使うツナもマグロから自家製するんだって。ひとつのパンを作るまでに時間も手間もかかるけど、そこには「お客さんに美味しくて確かな商品を提供したい」という檜山さんの熱い思いが込められているようだね~。
行田市の農家から仕入れる無農薬栽培の小麦は、まだ殻のついた玄麦(げんばく)という状態。これを店にある石臼で挽いて全粒粉にするんだって。挽きたては味と香りが強くて、おまけに食物繊維も豊富なんだ。
フランスパンみたいな硬いパンのことを最近は「ハード系」って呼ぶんだけど、檜山さんの店では挽きたての全粒粉を使ったパンもいろいろ焼いているんだ。小さくちぎってよく噛んで、小麦の香りを味わってね。
サンドイッチもこちらの店の人気商品。ツナサラダやポテトサラダ、ハムトマトなど中身はほぼ自家製でおまけにボリューム満点だよ。いつも昼頃には売り切れてしまうらしいから、早い時間帯に買いに行こう!