この店のマスターを務めるのはQチャンこと神田浩さん。中学生の頃から料理作りにハマり、高校では工業系の勉強をしていたんだって。20歳のある日、たまたまお店でグリーンカレーを食べ「こんなカレーがあるんだ!」と感動し、趣味でグリーンカレーを作るようになったとか。25歳でインドを3ヶ月くらい旅するなかで本場のカレーやスパイスを知り、それからスパイス研究に夢中になったんだ。そうして2005年から移動販売を始め、音楽イベントやケータリングでファンを増やして2013年に今のお店をオープン。スパイスをふんだんに使ったカレーにはおしんこ「きゅうりのキューちゃん」がのっているのが特徴なんだよ。
「初めてならこのメニューがおすすめですよ」と教えてくれたのは、自慢のキューチャンカレーとチキンカレーをコラボさせたツインカレー850円。キューチャンカレーは一般的にはグリーンカレーというタイカレーで、クミンやコリアンダーなどのスパイスは全てQチャンが自分で調合したもの。ココナッツミルクの甘みとコクはクセになるよね。一方のチキンカレーはスパイスとヨーグルトに一晩漬けこんだ鶏肉が入っていて、やや酸味のあるフルーティな味わい。同じカレーでも、これだけ味わいが違うってすごい!ときっとみんなも感じるはずだよ。
これはヤムウンセン580円。春雨に茹でたエビや野菜がたっぷりと入ったタイで定番の料理で、酸味と辛味が特徴なんだ。辛味のもとはシャープな刺激の青唐辛子。これがあればパパとママはお酒がどんどん進んじゃうかも!
Qチャンのカレー作りに欠かせない物といえばスパイス。このクロックヒンと呼ばれるタイ生まれの石うすを使って、各種スパイスをすりつぶしながら調合しているんだ。移動販売の時代からずっと使っているんだって。
看板メニューのキューチャンカレーやキーマカレーはテイクアウトもできるんだ。タイ風焼きそばのパッタイやガパオライスなど本格アジア料理もQチャンの自信作。事前に電話予約しておけば、すぐに持ち帰れるよ!