はるか昔の奈良時代に建てられた安楽寺。地元では吉見観音とも呼ばれていて、どんな願いごとも叶うというとってもありがたいお寺なんだ。坂東三十三観音のひとつにも数えられ、昔から関東では人気の巡礼スポットとしても栄えたんだって。そんな安楽寺の参道にあるのが、昭和48年からずっと厄除だんごを販売している「どびんや」さん。参拝を終えた人たちが立ち寄って、ここでお団子を食べながらひと休みしていくんだ。
お団子の材料はみんなも毎日食べているお米。この店では、吉見町の米を玄米の状態で仕入れ、製粉したものを練って材料にしているんだ。しかも、毎年6月18日に安楽寺で催される厄除朝観音の日にご祈願した米粉を入れているんだって。女将さんが毎朝作るお団子は全部で5種類。「しょうゆ」「あまから」「ゆずみそ」は1本100円で、「のり」は120円、「つぶあん」は130円。天気のいい日はお店の前のベンチに腰かけて、のんびりお団子を食べてみてね。
厄除だんごとお茶でひと休み。食事ができる14時までは、女将さんお手製のおかずが味わえる「本日の定食800円」がおすすめだよ。店内に大きなどびんがあるから、みんなも見つけてみてね。
料理好きの女将さんが作ったスイーツも人気。何日も煮詰めて作る「夏みかんのピール250円」や、甘~い「ほっと夏みかん250円」で疲れを癒せるね。夏みかんの時期だけのメニューだよ。
ショップにはパッチワークのクッションや巾着袋、根付けなど、ハンドメイドのお土産がいっぱい。女将さんの妹が作っているそうで、最近はファンも多いとか。手作りのやさしい感じがするね。