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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第72号 2019/3 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

安楽寺の参道名物といえば 厄除だんご どびんや(吉見町)

吉見の観音さまと呼ばれる安楽寺の近くで、お団子屋さんを発見!厄除だんごって言うみたいだけど、普通のお団子とどこが違うのかな。大好きな醤油だんごを食べながら、女将さんにいろんな話を聞いてきたよ。

吉見観音 安楽寺の参道で40年以上

はるか昔の奈良時代に建てられた安楽寺。地元では吉見観音とも呼ばれていて、どんな願いごとも叶うというとってもありがたいお寺なんだ。坂東三十三観音のひとつにも数えられ、昔から関東では人気の巡礼スポットとしても栄えたんだって。そんな安楽寺の参道にあるのが、昭和48年からずっと厄除だんごを販売している「どびんや」さん。参拝を終えた人たちが立ち寄って、ここでお団子を食べながらひと休みしていくんだ。

吉見観音 安楽寺の参道で40年以上
毎朝早くから作る厄除だんごは5種類

毎朝早くから作る厄除だんごは5種類

お団子の材料はみんなも毎日食べているお米。この店では、吉見町の米を玄米の状態で仕入れ、製粉したものを練って材料にしているんだ。しかも、毎年6月18日に安楽寺で催される厄除朝観音の日にご祈願した米粉を入れているんだって。女将さんが毎朝作るお団子は全部で5種類。「しょうゆ」「あまから」「ゆずみそ」は1本100円で、「のり」は120円、「つぶあん」は130円。天気のいい日はお店の前のベンチに腰かけて、のんびりお団子を食べてみてね。

なるほドリ:「どびんや」って、なんだか面白い店名だね。どうしてこの名前にしたの? 女将 國嶋恒子さん:陶磁器でできたお湯を沸かす食器のことを「どびん」と言ってね。その昔、うちで陶磁器を売っていたみたいで、近所の人から「どびん屋さん」って言われていたのよ。だから母がお団子屋を始めるときに「どびんや」にしたんですって。 なるほドリ:なるほど~! 昔から呼ばれていた名前をそのまま店名にしたってわけだね。 女将 國嶋恒子さん:ここは吉見観音さまの参道だから、昔はどこのお家も商売をやってたの。観音さまの階段の下には旅館もあったしね。今じゃあ商売をやっているのはうちだけになっちゃったけど、6月の厄除朝観音の日には露店が出るからにぎやかになるのよ。

どびんやのここも要チェック!

ほかにはどんな見どころがあるかな? 素朴な味わいの厄除だんごを店内で

素朴な味わいの厄除だんごを店内で

厄除だんごとお茶でひと休み。食事ができる14時までは、女将さんお手製のおかずが味わえる「本日の定食800円」がおすすめだよ。店内に大きなどびんがあるから、みんなも見つけてみてね。

手作りスイーツも注目

手作りスイーツも注目

料理好きの女将さんが作ったスイーツも人気。何日も煮詰めて作る「夏みかんのピール250円」や、甘~い「ほっと夏みかん250円」で疲れを癒せるね。夏みかんの時期だけのメニューだよ。

手作りクラフトがいっぱい

手作りクラフトがいっぱい

ショップにはパッチワークのクッションや巾着袋、根付けなど、ハンドメイドのお土産がいっぱい。女将さんの妹が作っているそうで、最近はファンも多いとか。手作りのやさしい感じがするね。

厄除だんご どびんや

住所
比企郡吉見町御所434
TEL
0493-54-0910
営業時間
食事10:00~14:00、喫茶10:00~15:00
※売り切れ次第終了
定休日
火曜
駐車場
なし
厄除だんご どびんや
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