オーナーの新井さんは某大手企業を辞め、飲食の経験もないまま2014年に「たぬ金亭」を開いたんだ。「きつねと違って、たぬきは人をだましたりしないから」そんな正直な気持ちでおいしい食事を提供するというのが新井さんの考え。わらじかつや豚肉の味噌漬けに並ぶような秩父の新名物を作りたいとの思いで、半年かけて豚玉丼を考案したんだって。食事のあとにゆっくりしてもらうため、豚玉丼は注文から2〜3分で提供するのがこだわりだとか。奥さんや息子さんと一緒に、いつも素敵な接客でもてなしてくれるよ。
豚丼っていうと焼いた豚肉がごはんにのるんだけど、たぬ金亭では味噌で煮込んだ豚肉と温泉たまごの組み合わせ。くさみのないハーブ三元豚を麦味噌と一緒に長時間煮込んで味を染み込ませるんだ。手間をかけて作ることで、あのやわらかな食感と深い風味を生み出すんだよねぇ。写真は味噌汁とサラダ、おしんこが付いた豚玉丼セット中盛りで950円。揚げ玉(たぬき)のサクサク食感も楽しくて、まさにここだけでしか味わえない丼だ!
こちらはたぬ金亭の人気スイーツの珈琲ぜんざい500円。たっぷりの小倉あんにアイスクリームとコーヒーゼリーや白玉がのって、ブラックコーヒーをたけて食べる大人のスイーツなんだ。平日の4日間だけ、豚玉丼の小盛りセットと珈琲ぜんざいがセットになって1,100円(通常1,300円)のレディースセットを用意。食後にゆっくりとスイーツを楽しみながら、おしゃべりしていく女性客も多いとか。もし平日にママと行く機会があったら、ぜひ教えてあげてね。
豚玉丼に使うのは、皆野町にある新井武平商店の麦味噌。秩父のおいしい水で作る昔ながらの麦味噌は、コクがあって豚肉との相性が抜群! 右の茶色い味噌は豚玉丼用で、左は味噌汁用。お土産も販売しているよ。
ログハウスの店内は天井高のある広々とした造りになっているね。店に入ると木の優しい香りがして、なんだかホッと落ち着ける雰囲気。個室やテラス席もあるから、家族や仲間とのパーティーにもぴったり!
店のすぐ横には、約200㎡のミニドッグランも用意されているんだ。たぬ金亭で食事をすれば誰でも自由に使えるから、テラス席でのんびり豚玉丼を食べながら、わんこを思いっきり遊ばせることができるよ。