昔からの商店が立ち並ぶ一角にある「ハンバーガーショップ スズキ」。手作り感のある店内には、鈴木さんがお父さんの影響で好きになったというアメリカ雑貨や昭和レトロな雑貨があちこちに並んでいるおもしろい空間だね。オーナーの鈴木さんが一番大切にするのは、居心地のよさ。年齢も性別もいろんな人が集まり、この場所から熊谷を元気にしていこうという思いが詰まっているんだ。もともと居酒屋だったという店を改装する時には、鈴木さんの仲間が集まってみんなで改装したんだとか。手描きのポスターやデニムをリメイクしたコースターなど、作った人の感性や思いが感じられる素敵なお店だね。
鈴木さんが東京にある有名なハンバーガーショップ「BROZERS’」に入社したのは大学4年生の時。独立を夢見ながらバーガー作りや接客を6年ほど学んだんだ。なかでも鈴木さんが頑張ったのは店の掃除。「掃除をすると店に愛着がわくし、汚れたら気が付く。そういう細やかな気配りが接客にも生きてくると社長から教わりました。あの店の教えは僕の財産になってますね」と語る鈴木さん。厨房でハンバーガーを作りながら、いつも客席に気を配っているんだ。そんな丁寧な接客なら、初めてのお客さんも気分よく食事できるよね。
お待ちかねの実食タイムにいってみよう! 今回作ってもらったのは、鈴木さんおすすめのベーコンエッグハンバーガー1,134円。肉厚のパティにたっぷりのBBQソースが絡んで超美味しい!! 目玉焼きに使うのは、深谷市にある「田中農場」でとれた新鮮な卵。野菜も埼玉県内のものを中心に使っているよ。この店では、ベースとなるハンバーガー800円とテリヤキバーガー850円のどちらかを選んで、好きなトッピングを挟んでもらうというスタイルなんだ。そのままでも美味しいけど、やっぱり具材たっぷりにしたほうが豪快でより美味しくなるんだよね。
店で使っているバンズは、上熊谷駅の近くにある「パリス」で焼いているもの。地元のパン屋でバンズを作ってもらいたいという鈴木さんの熱意に共感してくれたそうで、毎朝焼きたてを仕入れているんだ。
こちらは店に置かれている手描きのメニュー表。ハンバーガーの注文の方法やサイドメニュー、ドリンクがイラスト入りで紹介されているんだ。ひげを生やした鈴木さんの顔のイラストって、なんか似てるよね。
コーラやジンジャーエール、ルートビアといったドリンクに加え、自家製のミルクシェイクも大人気。しかも、注文が入るたびに1杯ずつ手作りするんだ。味はバニラ、チョコ、イチゴ、コーヒーとオレオの5種類(各432円、オレオのみ486円)。