MAINICHI TOWN PARTNER
埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第60号 2018/3 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

東秩父村役場 産業建設課の飯野優介さんに聞いた 東秩父村はこんなトコロ Part2

山間に季節の花が咲き誇る東秩父村をもっと詳しく調査してみたら、1300年続く伝統の和紙作りのことがいろいろ分かってきた。今月は、世界にも類を見ない手漉き和紙「細川紙」の歴史や魅力などをお伝えします!

1300年の歴史を誇る東秩父伝統の細川紙

みんなは和紙って知ってるかな? 楮(こうぞ)と呼ばれる木から作られる紙のことで、東秩父村とその隣の小川町では約1300年も前から細川紙という和紙を作ってきたんだ。楮の白皮だけを使った細川紙はとても丈夫でしなやかな手触りが特徴で、版画用の紙としても使われたりするんだとか。代々受け継がれてきた手漉き和紙の技術は、昭和53年に重要無形文化財に指定されると日本を代表する伝統工芸として知られるように。さらに平成26年にはユネスコ無形文化遺産のひとつに登録され、今では世界中から注目されるようになったんだ。

大正〜昭和初期の和紙工房

東秩父村の和紙イベントなど

約1300年にわたり受け継がれてきた細川紙にちなんだイベントや村のマスコットキャラをご覧ください!!

和紙の里文化フェスティバル

昭和61年から毎年5月に開かれている、歴史あるイベント。誰でも参加できる体験教室のほか、特設ステージでのパフォーマンスや模擬店などがたくさん出るよ。

和紙フェス

和紙とあかりで秋の夜長を彩るイベント。会場では村バルが開かれたり、太鼓の演奏やスタンプラリーといったイベントをやったりと、かなり盛り上がるよ。

わしのちゃん

平成22年に誕生した東秩父村のマスコット。頭部は細川紙の巻紙、槻川をイメージした帯、帯留めには村章が付いている。好物は郷土料理のあずきすくいなんだって。

道の駅 和紙の里ひがしちちぶ

東秩父の伝統に触れ、手漉き和紙を体験
!

東秩父村役場からほど近くにある「道の駅 和紙の里ひがしちちぶ」は、東秩父村に古くから伝わる文化・工芸を今に伝える施設。大きなガラス張りの農産物直売所の向こうには、まるでドラマのセットのように茅ぶき屋根などの建物が並んでいるんだ。ここでは和紙や竹縄といった伝統産業を学んだり、細川紙製品が買えたりといろんな体験ができるよ。さらに手漉き和紙体験コーナーもあって、誰でも貴重な紙漉きができるんだ。和紙作りに夢中になりすぎてお腹がすいたら、フードコートや御食事処でおいしい東秩父グルメを味わってみよう!
秩父郡東秩父村大字御堂441/0493-82-1468/年末年始休館

細川紙にちなんだグッズ

なるほドリ 細川紙 「和紙の里」では、細川紙で作った巻紙や書簡箋のほか、ハガキやしおり、タペストリーに小物まで販売しているよ。和紙の持つやさしい風合いって、手にするだけで癒されるぅ。 和紙フラワー このカラフルな花は、よーく見ると和紙でできているんだよ。赤や黄色に染めた細川紙を丁寧に切ったり貼ったりしながら、こんなにキレイな花ができるんだね。 わしのちゃんグッズ わしのちゃんをモチーフにしたかわいいストラップが3種類発売中。大きなマスコットストラップは900円、小さいのとラバーストラップはそれぞれ350円だよ。 東秩父村ならではの細川紙グッズを紹介!

お話をうかがった場所

東秩父村役場

三角形のような地形をした東秩父村のほぼ中央にある村役場。近くには小中学校や駐在所をはじめ、道の駅「和紙の里ひがしちちぶ」や秋の彼岸花で有名なスポットがあって、小川町へと続く道沿いには季節の花が咲いていて、かわいいカフェもあるよ。

所在地
秩父郡東秩父村大字御堂634
TEL
0493-82-1221(代)
開館時間
8:30~17:15
閉庁日
土曜、日曜、祝日
駐車場
60台
写真提供
東秩父村
東秩父村役場
ページトップへ