みんなは和紙って知ってるかな? 楮(こうぞ)と呼ばれる木から作られる紙のことで、東秩父村とその隣の小川町では約1300年も前から細川紙という和紙を作ってきたんだ。楮の白皮だけを使った細川紙はとても丈夫でしなやかな手触りが特徴で、版画用の紙としても使われたりするんだとか。代々受け継がれてきた手漉き和紙の技術は、昭和53年に重要無形文化財に指定されると日本を代表する伝統工芸として知られるように。さらに平成26年にはユネスコ無形文化遺産のひとつに登録され、今では世界中から注目されるようになったんだ。
約1300年にわたり受け継がれてきた細川紙にちなんだイベントや村のマスコットキャラをご覧ください!!
昭和61年から毎年5月に開かれている、歴史あるイベント。誰でも参加できる体験教室のほか、特設ステージでのパフォーマンスや模擬店などがたくさん出るよ。
和紙とあかりで秋の夜長を彩るイベント。会場では村バルが開かれたり、太鼓の演奏やスタンプラリーといったイベントをやったりと、かなり盛り上がるよ。
平成22年に誕生した東秩父村のマスコット。頭部は細川紙の巻紙、槻川をイメージした帯、帯留めには村章が付いている。好物は郷土料理のあずきすくいなんだって。
東秩父村役場からほど近くにある「道の駅 和紙の里ひがしちちぶ」は、東秩父村に古くから伝わる文化・工芸を今に伝える施設。大きなガラス張りの農産物直売所の向こうには、まるでドラマのセットのように茅ぶき屋根などの建物が並んでいるんだ。ここでは和紙や竹縄といった伝統産業を学んだり、細川紙製品が買えたりといろんな体験ができるよ。さらに手漉き和紙体験コーナーもあって、誰でも貴重な紙漉きができるんだ。和紙作りに夢中になりすぎてお腹がすいたら、フードコートや御食事処でおいしい東秩父グルメを味わってみよう!
秩父郡東秩父村大字御堂441/0493-82-1468/年末年始休館
三角形のような地形をした東秩父村のほぼ中央にある村役場。近くには小中学校や駐在所をはじめ、道の駅「和紙の里ひがしちちぶ」や秋の彼岸花で有名なスポットがあって、小川町へと続く道沿いには季節の花が咲いていて、かわいいカフェもあるよ。