美里町には縄文時代の土器や石器も数多く残り、古代から人が暮らしていたことがわかっているんだ。なかでも円墳をはじめ、たくさんの古墳が造られ埴輪も多く出土されたんだよ。平安時代後期からは関東においてもっとも強烈な武士団であった「武蔵七党」のひとつ猪俣党のゆかりの地として知られ、このなかで最も名を挙げたのが猪俣小平六範綱(いのまたこへいろくのりつな)だったんだ。保元の乱や平治の乱で武功をあげた武蔵武士としても有名で、その勇猛な活躍は『平治物語』にも記されているんだよ。その後明治時代になると、この地域では小麦や養蚕業が盛んになり、農業地域として現在も発展しているんだ。
昭和29年に「東児玉村」「松久村」「大沢村」の3つの村が合併して美里村が誕生。村の名前は住民から公募して選ばれたんだ。将来も平和な農村として発展したいという意味が込められているんだよ。昭和59年に町制施行で美里町になったんだ!
毎年8月15日に堂前山の尾根に浮かぶ108の灯とあわせて、数千発もの花火が夜空を彩るんだ。県内の花火師が腕を競って開催されるスターマインコンクールも同時開催。
花火大会と同日に行われる、400年以上続く盆祭りの行事。鎌倉時代の武将、猪俣小平六範綱とその一族の霊を慰めるための行事で、地元の青少年がすべて取り仕切ってるんだ。
美里町の未来と夢をモチーフにした「美夢里(みむりん)」という鳥なんだ。ブルーベリーを食べ過ぎて頭と体がブルーベリーになっちゃった、かわいらしいキャラなんだよ。
現在、町をあげて取り組んでいる農産物が、植栽面積が国内最大規模を誇るブルーベリー。町内には観光農園が21戸あり、太陽の恵みを受けた甘酸っぱいブルーベリーが各所で味わえるんだ。
すべての観光農園が埼玉県から「エコファーマーの認定」と「埼玉県特別栽培農産物認証」を受けているから、環境にもやさしくて安心なんだよ。摘み取りシーズンは6月中旬~7月中旬の早生種と、7月中旬~9月上旬の晩生種があるから、詳しいことは美里町観光協会内のページでチェックしてみてね。
松久駅の近くにある美里町役場は昭和56年に庁舎が完成。美しい自然や田園の広がる見晴らしのよい場所にあり、地域住民の暮らしをよりよいものへとするために活力のある街づくりに取り組んでいるんだよ。