嵐山町の長い歴史のなかで有名なエピソードといえば、源平の合戦で活躍した木曽義仲の生誕地であることと、畠山重忠が晩年に住んでいたということ。戦の絶えなかった戦国時代には城も建てられ、町内にある杉山城跡と菅谷館跡は国指定の史跡にもなっているんだ。昭和のはじめには嵐山渓谷が注目されて、埼玉でも有数の観光スポットに。たくさんの観光客がやって来るようになって、東上線の武蔵嵐山駅からは長い行列ができたんだって。昭和42年の町制施行で嵐山町が誕生すると宅地の開発がどんどん進んで、ベッドタウンとして発展してきたんだ。
昭和3年頃、槻川の渓谷を訪れていた林学博士の本多静六氏が「この風景は京都の嵐山に似ている」と言ったことから嵐山渓谷と名付けられたとか。後に菅谷村、七郷村が合併したときに嵐山町となったんだ。
全長2kmの都幾川桜堤がいっせいに色づく3月下旬から4月上旬、夜間のライトアップで夜桜が楽しめるんだ。期間中には花火大会なども開催されるよ。
今年で24回目となる「嵐山夏まつり」は、8/5に開催予定。町内をみこしが練り歩いたり、よさこい踊りが催されたりと、嵐山の夏が盛大に盛り上がるよ。
町内の農産物やB級グルメが出店する「嵐山まつり」と同時開催のイベント。武者行列や鉄砲隊の演舞など、見どころ盛りだくさん!今年は11/5に開催予定。
町の南部を流れる槻川と、そこに広がる雄大な嵐山渓谷を存分に味わえる「嵐山渓谷バーベキュー場」。毎年3月下旬から11月末まで開放されている巨大なバーベキュー場は某旅行サイトで全国1位に選ばれ、2016年には約9万人がここを利用したんだ。好きな食材や飲み物を持ち込むか、2日前までに予約すれば現地で食材を用意してもらえるよ。調理に必要なコンロや鉄板から、パラソル、テーブルとイスのセットまでレンタルしているから、手ぶらで行っても大丈夫。暑い日には槻川で水遊びもOKなんだ。この夏は、パパママとみんなでバーベキュー・デビューしちゃおう!!
比企郡嵐山町大字鎌形2857/9:30~17:00/お問い合わせ:0493-62-4152(嵐山渓谷バーベキュー場管理棟)
嵐山町のほぼ中心部に位置する小高い丘にそびえる嵐山町役場。ユニークな形をした庁舎は平成8年に完成し、職員のみなさんが働いているんだ。敷地内には健康増進センターや公園も整備されているよ。