伊奈町には数多くの貴重な文化財や遺跡が残っていて、その出土品を調べた結果、旧石器時代から人が住んでいたことが分かっているんだ。なかでも本上遺跡はドーナツ状に土が盛られた全国でも珍しい縄文時代の集落跡で、最近まで発掘調査が行われていたんだよ。江戸時代、丸山に陣屋を構えた徳川家康の家臣・伊奈備前守忠次によって新田開発などが行われ、のちに小室村、小針村と呼ばれる現在の伊奈周辺は農村として栄えたんだ。当時は村の7~8割が田畑だったんだって。戦後を迎え、高度成長期に入ると住宅地がどんどん増え、今では県内でも有数のベッドタウンとして多くの人たちが住んでいるんだよ。
今も地名に残る小室、小針という2つの村が昭和18年に合併するとき、いろいろな村名の候補が挙がったとか。そして最終的に、地元にゆかりのある伊奈忠次にちなんだ「伊奈村」という名前が選ばれたんだ。
毎年、バラの開花とともに町制施行記念公園で始まるイベント。園内には300種・4,800株ものバラが咲き誇るほか、趣向を凝らしたイベントがたくさん開かれるんだ。
伊奈町の夏の風物詩といえば「伊奈まつり」だね。大勢が参加する盆踊りや3,500発の打ち上げ花火など、見どころいっぱい。今年は8/19(土)に開催されるよ。
桜の開花とともに始まる「さくらまつり」は、無線山KDDIの森が会場になるんだ。樹齢70年以上という立派な桜並木を見るために、観光客がいっぱい来るよ。
伊奈町の農産品を中心に、いろいろな物を販売する「四季彩館」は伊奈町の台所。JAさいたまが運営するこの直売所では、その日の朝にとれたシャキシャキの新鮮野菜やみずみずしいフルーツなどが、かなりお得な直売価格で買えるんだ。県道3号さいたま栗橋線からも近くて、オープン前から行列ができることもあるんだって。野菜やフルーツのほかにも、伊奈町の食材を使ったまんじゅうや麺などの加工品もあるから、ドライブがてら見に行ってみて!
伊奈町小室2192-1/水曜、年末年始休み/5~9月 9:30~17:30、10~4月 10:00~17:30/お問い合わせ:048-723-6219
伊奈町のほぼ中心部、埼玉新都市交通「ニューシャトル」の伊奈中央駅から徒歩10分ほどの場所にある伊奈町役場。庁舎のすぐ脇には、伊奈町の観光PRを担当している観光協会の建物もあるんだよ。