上里では以前からたくさんの土器などが出土していて、約1万4000年前の古墳時代から人が暮らしていたことが分かっているんだ。町の西部を流れる神流川の近くは昔から米や小麦、梨などの農業地帯で、多くの農家では養蚕もやっていたみたい。上里で作られていた糸は、秩父や群馬など織物産業が盛んな地域に卸していたんだって。そして江戸時代には中山道をはじめとする街道が整備され、上里には茶屋や酒屋などが軒を並べていた。今でも町のなかを国道17号、関越自動車道、新幹線が通るという、県内でも珍しいほど流通ルートが確保された町なんだ。
昭和29年、七本木村・神保原村・長幡村・賀美村という4つの村を合併するときに、賀美郡が「上郡」といわれてたことや、県で一番上(かみ)に位置するからという理由から、「上の里」で上里村っていう名前になったんだ。
桜が一斉に咲きそろう4月の第1日曜日に、堤調節池運動公園で開かれるお祭り。模擬店もいっぱい出るから、桜を見ながらお腹いっぱいになろう!
毎年11月上旬に開催される、上里町最大のお祭り。キャラクターショーやフリーマーケット、和太鼓発表会などが行われる、町民参加型のイベントだよ。
町制施行40年を記念して生まれた上里町のマスコットキャラクター。上里の種子小麦をイメージしたヘアスタイルが特徴で、うどんが大好きなんだって。
赤茶色のタイル造りの上里町立図書館の中にある、町の文化遺産を展示する「郷土資料館」。上里町で出土した土器や埴輪(はにわ)など、古墳時代からの歴史的資料がいっぱいあるんだ。エントランスには「四ツ竹を奏でる古墳時代の男子」という埴輪をモチーフにした人形があり、いきなりタイムスリップした気分に。館内には、土器や埴輪、刀などが展示されているほか、各時代の生活の様子が分かる道具や資料が並んでいるよ。年に4回ほど特別展示があるので、詳しくは郷土資料館に問い合わせてね。
上里町七本木67/0495-33-2682/10:00~18:00/月曜・祝日と年末年始は休館
JR高崎線の神保原駅から徒歩10分ほどの場所にある大きなガラス張りの庁舎。近くには町立図書館や郷土資料館、定期的にイベントが行われる総合文化センター(ワープ上里)といった町の重要な施設も立ち並んでいるよ。