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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第40号 2016/7 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

本庄市経済環境部 商工観光課 五十嵐さん & はにぽんに聞いた 本庄市はこんなトコロ

埼玉県の西北に位置する人口約80,000人の本庄市。緑と水に恵まれた自然豊かな街には立ち寄りスポットがたくさんあるんだよ。経済環境部 商工観光課の五十嵐さんと、はにぽんに本庄市の歴史や見所を聞いてきました。
明治45年 繭市場にて

人とモノが行き交う自然あるれる街

中山道の10番目の宿場地として昔から人々が行き交う本庄市。地形はおおむね平坦で、市南西部は陣見山など500m級の山々に囲まれた山林地で、自然環境に恵まれたエリアなんだ。上越・北陸新幹線の本庄早稲田駅と、関越自動車道本庄児玉IC、国道17号などの主要道路が縦横に走り、都市圏と上信越方面を結ぶ交通の要衝になっている。1884年(天保14)には1212軒を数える中山道最大規模の宿場町となるまで発展。明治の近代化とともに養蚕の町として栄えたんだ。江戸時代の国学者、塙保己一の生誕地としても有名なんだよ。

本庄市の名前の由来は?

鎌倉時代の古文書に「本庄」という地名があるほど歴史は古く、戦国時代に武蔵七党のひとつである児玉党の子孫、本庄実忠が本庄城を築いたことから城下町を形成。江戸時代には中山道で一番大きな宿場町として発展したんだよ。

本庄まつり

11月2日、3日に開かれる本庄市最大の秋祭り。桃太郎や加藤清正などの人形を乗せた豪華絢爛な10基の山車が中山道を巡行するんだ。

こだま秋まつり

11月3日にこだまの市街地で行われる秋祭り。山車や屋台、御神馬行列が巡行し、お囃子の競演会などで盛り上がる。多くの見物客で賑わうよ。

はにぽん

市内の遺跡から発掘された「笑う盾持人物埴輪」がモチーフのマスコット。8月28日(はにわ)生まれで、盾の形のいかり肩と大きな耳が特徴なんだ。

宿場町の賑わいと歴史的な遺産を残す

江戸時代、中山道最大の宿場町として栄えた本庄。現在も道沿いには蔵作りやレンガ造りの倉庫が多数残っている。1883年(明治16)築の県の指定文化財にもなっている旧本庄警察署は必見。西洋のコリント式建築様式を取り入れ、現在は歴史民俗資料館になっている。「はにぽん」のモデルの埴輪や、ガラス小玉鋳型など珍しい展示品があるんだ。繭や生糸を保管しておく倉庫だった旧本庄商業銀行の煉瓦倉庫や、アールデコ調の装飾を取り入れた旧本庄郵便局(仲町郵便局)など、中山道には見どころがたっぷりなんだよ。

歴史民俗資料館

武蔵の国の原風景が残る文化財の宝庫

里山の原風景が残り、明治期に建てられた養蚕農家の面影を残す古民家や歴史的文化財が集まる旧児玉町の小平地区。2008年に埼玉県の景観賞を受賞した風光明媚な場所なんだ。児玉三十三霊場の第一番札所にもなっている成身院は、室町時代に足利持氏によって開基。境内には「さざえ堂」と呼ばれる百体観音堂があり、堂内はらせん構造という全国でも珍しい建築様式を取り入れている。またこの地域には高窓と呼ばれるやぐらを乗せた養蚕農家もたくさんあり、養蚕が盛んな頃の景色が今も残るんだ。アジサイや桜の名所としても人気だよ。

ヘラブナ釣りの名所「間瀬湖」

本庄市の名物・特産品など

なるほドリ つみっこ 小麦粉を練ったものを手で「つみとる」ようにちぎって鍋に入れた、いわゆる「すいとん」と呼ばれる郷土料理。旬の野菜と煮るんだ。 本庄産の野菜 烏川と神流川が合流し肥沃な土地が広がる本庄市は野菜の生産が盛ん。きゅうりやナス、レタス、玉ねぎは県内有数の生産量なんだ。 本庄絣 昔から本庄地域で生産している絹織物。マフラーやネクタイから、バッグや名刺入れまで、さまざまな手工芸品がそろっているよ。 本庄市の特産品といえばこちら!

お話をうかがった場所

はにぽんプラザ

市民活動や市民交流の拠点として整備した3階建ての本庄市市民活動交流センター。別名「はにぽんプラザ」と呼ばれ、山車の展示ホールやフリーミーティングスペース、音楽スタジオ、フィットネスルームなど、さまざまな活動室を完備しているよ。

所在地
本庄市銀座1-1-1
TEL
0495-22-0828(代)
開庁時間
9:00~22:00
休館日
12月29日~1月3日
駐車場
73台
写真提供
本庄市
はにぽんプラザ
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