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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第39号 2016/6 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

寄居町商工観光企業誘致課 小池さんに聞いた 寄居町はこんなトコロ

埼玉県北西部、人口約3万5000人の寄居町。戦国時代には難攻不落といわれた鉢形城があって、現在はその城跡が大きな公園になっているんだ。秩父の山々と美しい水のある風景に囲まれた寄居町を散策してきました。

戦国乱世を物語る鉢形城、そして養蚕の時代へ

秩父山地に抱かれた現在の寄居町は、古代から近世にかけて武蔵国榛沢郡と男衾・秩父郡の一部だった。1476年に築城されたという鉢形城は、険しい崖の上にあったのが最大の特徴。北条氏、武田氏、上杉氏など、戦国武将にまつわる歴史エピソードもたくさんあるんだ。昔の寄居は農業地帯が広がっていて、養蚕業も盛んだった。そのため寄居で作る絹糸は、江戸から明治時代にかけて織物産業を支えていたとか。町の北東部にある用土地区では植木を生産する農家が多く、今でも植木の栽培が盛んなんだ。

昭和53年頃 養蚕農家にて
昭和34年 天皇・皇后両陛下パレードにて

交通網が整備され、水の郷として発展

明治から昭和初期にかけて合併を繰り返し、現在の寄居町ができたのは、旧寄居町・用土村・折原村・鉢形村・男衾村が合併した1955年(昭和30)のこと。「昭和の大合併」といわれるこの年には円良田湖も完成したんだ。 その後の1970年代には関越自動車道や玉淀大橋が開通し、町外からのアクセスも良くなった。1985年には町の西部を流れる風布(ふうっぷ)川とその源流の日本水が名水百選に選ばれるなど、近年は水の郷として多くの観光客がやって来るようになったんだって。

どうして寄居町っていう地名になったの?

江戸時代の書物によると、鉢形城が開城したあとに甲州の侍や小田原の浪士たちが集まってきて住み着いたという説。また、城郭の周りにあった施設や集落を「ヨリイ」と呼んだという説などもあって、人が寄る町という意味が込められている地名なんだ。

寄居夏まつり

7月第2土曜・日曜に開かれる、八坂神社の例大祭にあわせた夏祭り。各町内の男みこしと女みこし、子どもみこしが市街地を元気いっぱいに練り歩くんだ。

寄居玉淀水天宮祭

1931年(昭和6)から続く、寄居の夏の風物詩。玉淀河原にあがる花火と荒川に浮かぶ舟山車のコラボが名物で、「関東一の水祭り」って呼ばれるんだって。

鉢形城公園・鉢形城歴史館

鉢形城の歴史や町の成り立ちなどを学べるミュージアムと、城跡をモチーフにした広大な公園。園内には昔の場内にあった土塁や門が復元されているよ。

寄居の大自然を味わえる日本の里へ行こう!

1985年に風布川とその源流の日本水が日本の「名水百選」に選ばれ、その10年後には国から水の郷として認定された寄居町。名水のある風景を楽しむ場所として造られたのが「日本(やまと)の里」。敷地内には水車小屋やホタル池、手ぶらで利用できる食材付きバーベキュー場などがあって、季節ごとにいろんな過ごし方ができるのが自慢だ。
大里郡寄居町大字風布74/048-581-5341/10:00~17:00(季節により変動)/バーベキュー場は予約が必要。

日本の里

寄居町の名物・特産品など

なるほドリ エキナセア花精活性茶 いま寄居町では、北アメリカ産のハーブ・エキナセアの生産に力を入れていて、健康茶などの関連商品が製造・販売されているよ。 戦国ハーぶ〜丼 寄居の豚肉にエキナセア配合のタレを絡めた、町を代表するB級グルメ。「埼玉県B級グルメ王決定戦」で準優勝した逸品だ。 みかん狩り 昔からみかん栽培が盛んな寄居町には、20ヶ所以上のみかん農園があるんだ。毎年10月下旬から12月中旬までみかん狩りができるよ。 寄居町の特産品といえばこちら!

お話をうかがった場所

寄居町役場

JR八高線、秩父鉄道、東武東上線が乗り入れる寄居駅のすぐ北側にある、ユニークな形をした寄居町役場の庁舎。1994年(平成6)に建てられたこの庁舎では、寄居町を支える職員のみなさんが働いているんだ。

所在地
大里郡寄居町大字寄居1180-1
TEL
048-581-2121(代)
開庁時間
8:30~17:15
閉庁日
土曜、日曜、祝日、年末年始
駐車場
200台
写真提供
寄居町
寄居町役場
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