1456年に造られた深谷城を中心に発展した深谷市。利根川と荒川では古くから水運産業がおこなわれ、江戸時代には中山道の宿場町として発展したんだって。農村部では、ふたつの川の恵みを活かして花や野菜の栽培に力を入れ、今でもねぎやトウモロコシの名産地だよね。そのため深谷市は“関東の台所”と呼ばれることもあるんだ。明治時代からはレンガ産業も盛んで、市内にあった日本煉瓦製造株式会社で製造した赤レンガは東京駅の建設に使われているんだよ。
利根川が氾濫してできた谷戸(やと)・谷地(やち)と呼ばれる低湿地が広がっていたからという説、その周囲に群生していた萱(かや)が折り重なった「伏萱(ふせがや)」が訛った説などいろいろあるみたい。
花の街にちなんで、4月下旬に深谷城址公園で開かれるイベント。市内ではオープンガーデンも開催され、ツアーバスやタクシーで花めぐりできるよ。
江戸時代にやっていた「星まつり」が起源という、歴史あるお祭り。旧中山道を彩る七夕飾りを見ようと、毎年10万人もの人がやってくるんだ。
深谷の「ねぎ愛」たっぷりのお祭りがこれ!
瀧宮神社でお祓いをうけた福ねぎが来場者に配られたり、深谷ねぎ料理選手権などの催しがいっぱい。
2010年に誕生したふっかちゃんは、頭に深谷ねぎのツノが生えた深谷市のイメージキャラクター。ずっと親しまれるキャラクターを作ろうと全国から公募したアイデアは1406点もあったとか。北海道や沖縄からも応募があったんだって。最後は市内の小中学生の人気投票で選ばれたふっかちゃん。2014年に開催された「ゆるキャラ®グランプリ」では準グランプリに選ばれ、その人気は全国区に。今ではいろんなテレビ番組に出演するほどの人気者だよね。
深谷市にゆかりのあるグルメや文化、歴史をたくさんの人に体験してもらおうと、2013年から始まった秋のイベント。市内のいろんな店とコラボして、漬物づくりや酒づくり、草木染め、畑での収穫、陶芸、お寺でのヨガ教室など、毎年50種類ほどの体験プログラムが用意されるんだ。土日や祝日にも開催されるからパパやママと一緒に参加できるよ。第4回の今年はどんなプログラムがあるか楽しみだなぁ~。
JR岡部駅から徒歩5分ほど、深谷市の観光情報を発信する商工振興課は今年3月にこの庁舎内に移動したんだ。車で北に10分ほど行った場所に「道の駅おかべ」があって、深谷産の野菜や漬物、地酒も売っているよ。