街の北部を利根川が流れることから、羽生では古くから農耕文化が栄えていた。なかでも米の生産が盛んで、市内を流れる用水路は田んぼに水を分配するために昔から整備されたもの。羽生市では現在でも「彩のかがやき」などを生産する県内有数の米の産地なんだよ。また、羽生では江戸時代から多くの農家で藍染め文化が広まり、次第に産業へと発展した。紺屋と呼ばれる藍染業者は最盛期に300軒以上もあったんだ。現在は日本有数の藍染め産地として知られ、国内で作られる正藍染剣道着の多くはここ羽生市で生産される「武州正藍染」なんだって。
いろんな説があるなかで、赤土が多い土地だったことから「埴(はに=赤土)が生(う=多い)」というのが有力みたい。現在の羽生という文字が使われるようになった時期は定かではないけど、もっとも古い史料では1478年の書物に「羽生」の地名が出てくるんだ。
江戸時代から390年以上も続く夏の風物詩。毎年7月の上旬、市内の大通りを11基のお神輿と2台の山車が威勢よく練り歩く姿は、とってもカッコイイね!
直売所やレストラン、遊具もたくさんあって、季節になると野菜の収穫体験やうどん打ち体験などもできるんだ。
羽生市大字三田ヶ谷1725 / 048-565-5255
国の天然記念物である、宝蔵寺沼に自生する食虫植物「ムジナモ」と、伝説の妖怪「ムジナ」にちなんだ羽生市のイメージキャラ。仲間を連れて、市内のイベントなどに出没するよ。
上で紹介したムジナもんは、羽生市の魅力をアピールするために若手職員たちが中心となって平成15年に考案したイメージキャラクター。ほかにも郷土のお菓子いがまんじゅうをモチーフにした「いがまんちゃん」などのキャラを作り、オリジナルグッズを販売していたんだ。その3年後には着ぐるみを発表して、市内でのイベントでお披露目。その後もキャラクター愛はどんどん加速し、平成22年には「ゆるキャラ®さみっと in 羽生」を開催するまでに。第4回大会では、ひとつの場所にもっとも多くのキャラが集まった(376体)とギネス世界記録にも認定され、まさにキャラの街になったんだ。
みんなはキャラクターミュージアムを知ってるかな? 平成26年、市民プラザ2階に日本初のご当地キャラクター博物館&グッズ専門店としてオープンし、全国のキャラたちのグッズがたくさん販売されているんだよ。缶バッジやノート、ペンなどいろんなアイテムが並んでいるほか、店の奥にあるミュージアムエリアには、テレビでもおなじみの有名キャラたちのサインも飾られているよ。今度の週末はパパママと遊びにいってみよう!!
羽生市中央3-7-5 / 10:00~15:00、土日祝10:00~16:00 / 火曜、水曜休み
市の中心部にある羽生市民プラザの2階には、ムジナもんたちの活動を支援しているキャラクター推進室があるんだ。プラザでは、火・木・日曜に藍染め体験も開かれていて、Tシャツやハンカチなどを染めることができるんだ。