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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第34号 2016/1 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

行田市役所 商工観光課の松岡菜々子さんに聞いた 行田市はこんなトコロ

北に利根川、南に荒川が流れる北埼玉地方の中心地、行田市。東日本随一の規模を誇る埼玉古墳群や、映画「のぼうの城」の舞台となった忍城址、約12万株の古代蓮が咲き誇る古代蓮の里など、古代ロマンの歴史と豊かな自然が息づく魅力たっぷりのスポットなんだ!

日本一の足袋のまち

行田市の周辺は足袋の原料となる木綿や青縞の産地としても有名で、江戸時代中頃から足袋作りが盛んだったんだ。明治時代になるとミシンが使われるようになり、足袋の生産量が増大。昭和13年には年間約8500万足の生産量を記録し、全国シェアの約8割の足袋を生産する日本一の足袋のまちともいわれたんだ。市の中心部には足袋の原料や製品を保管していたモダンな造りの足袋蔵という倉庫が登場。現在もカフェやギャラリーなどに姿を変えたが、約80もの足袋蔵が現存しているんだよ。

大正3年頃の足袋工場
昭和24年 市制施行祝賀式

100年以上の歴史を持つフライ&ゼリーフライ

ゼリーフライは日露戦争に従軍した一福茶屋のご主人が中国の東北地方で食べられていた「野菜まんじゅう」をアレンジした歴史ある食べ物。ジャガイモやおからをベースに衣をつけずに揚げ、その形が小判(銭)にそっくりだったことから「ゼニーフライ」が「ゼリーフライ」となり、庶民のおやつとして愛され続けているんだ。フライは昭和初期頃の足袋工場で働く女工さんのおやつとして出されていたのが発祥といわれている。小麦粉を水で溶いたものに肉やネギなどの具材を入れて焼いて、ソースや醤油で味付けをしたもの。現在も市内30店舗以上で味わえるんだ。

稲作が盛んだった土地ならではの由来

古代から水田耕作をしていたことから、はじめは田んぼを業(なりわい=仕事)とするって意味の「業田」という地名が付いた。それが後に「田んぼに水が行く(流れる)ように」との意味を込め、「行田」になったんだって。ちなみに、市内にある埼玉(さきたま)という地名は県名の由来と言われているんだよ。

さきたま火祭り

毎年5月4日にさきたま古墳公園で開催。日中は郷土芸能や物産展、フリーマーケットなどが行われ、日没後は火をシンボルに古代ロマン溢れる催事を見ることができるんだ。

巨大な「わらアート」

田んぼアートで使った稲わらで作る巨大なわらのオブジェ。夜になるとライトアップもされてカッコイイんだよ~! ※わらアートの展示は平成28年3月27日(日)まで。

こぜにちゃんとフラべぇ

ご当地グルメの行田ゼリーフライと行田フライを全国ブランド化するため、イベントなどでPR活動を続けるゆるキャラ。ふたりは仲良しで、いつも一緒に活動しているんだ。

はにわの館

さきたま古墳公園内にあるはにわづくりが体験できる施設。粘土をこねて形を整えて1カ月ほど乾燥。その後、施設内の窯で焼き上げてはにわが完成するんだ。指導員がやさしく指導してくれるので、誰でも1時間30分~2時間ほどで自分だけのオリジナルはにわが作れるよ。粘土1㎏600円、粘土2㎏1,000円、利用は10日前までに予約が必要。
行田市埼玉5239-2/048-559-4599/9:00~16:30/月曜(祝日の場合は翌日)

はにわの館

行田市の名物・特産品など

なるほドリ 行田ゼリーフライと行田フライ ジャガイモやおからを練り込んで素揚げした小判型のゼリーフライ。水で溶いた小麦粉にネギや豚肉をいれて薄く焼いたフライ。どちらも市民に愛されるソウルフードなんだ。 さきたま古墳行田古代米カレー 前方後円墳に型取った古代米入りモチモチごはんに地元の食材をたっぷり使ったルーをのせる、行田に新しく登場したご当地グルメ。市内のいろんなお店で楽しめるよ。 行田在来青大豆製品 大豆の在来品種で通常の大豆より青みが強い青大豆。香りが強く濃厚な甘みが特徴で、アイスやカフェラテ、まんじゅうなどの加工品になっているんだ。一度食べたらクセになるよ。 行田市自慢のグルメを味わってみてね!

お話をうかがった場所

行田市役所

天然記念物の古代蓮が咲き乱れる古代蓮の里や関東七名城のひとつ、忍城址など、観光資源が豊富な行田市。武蔵野水路沿いの桜や、水城公園の花菖蒲、行田蓮など、四季折々の花々も楽しめる。

所在地
行田市本丸2-5
TEL
048-556-1111(代)
開庁時間
8:30~17:15
休庁日
土曜、日曜
駐車場
102台
写真提供
行田市、行田市郷土博物館
行田市役所
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