室町時代に築かれたといわれる松山城(吉見町)の城下町として発展した東松山。松山城が廃城となった安土桃山時代からは街道が整備され、たくさんの人たちが利用する宿場町として賑わったんだ。明治時代には養蚕業も盛んで製糸工場もたくさんあったんだって。その後、鉄道や高速道路が整備され交通網が発展すると、その便利さを利用してさまざまな工場の進出が進み、現在は埼玉有数の物流拠点として注目されているよ。
昭和29年に市制が施行され、比企郡松山町・大岡村・唐子村・高坂村・野本村の一町四村が合併。当時の市名は一度「松山市」に決まったけど、愛媛県松山市と混同してしまうため、愛媛より東にあるから東松山市になったんだ。埼玉では、今でも「松山」って呼ぶ人が多いよね。
和銅5年(712)に創建されたという、家内安全・商売繁盛の神社。「やきゅう」にかけて野球を愛する人もよくお参りするね。4月中旬からは牡丹が見頃。
昭和53年に始まった、毎年8万人以上が参加するウォーキングの祭典。比企丘陵の各コース5~50kmを自分の体力にあわせて3日間で歩く大会なんだ。
都幾川に架かる幅2.5mの冠水橋。付近には曼珠沙華の群生地もあり、夏はBBQや水遊びを楽しむ人が多く集まる。サイクリングスポットとしても人気。
昭和55年に開業した46ヘクタールにも及ぶ巨大な敷地の動物園。自然豊かな園内にはコアラやレッサーパンダ、キリンやシマウマなど、全200種類、約1600匹が飼育されているんだ。動物が間近で見られるステージやイベントも満載。園内の見どころは平成27年3月、4月に生まれた2頭の赤ちゃんコアラ「クインとランディ」。お母さんコアラに抱っこされながらユーカリを食べる姿は必見だ。また3月下旬まではカピバラが岩風呂や打たせ湯を楽しむ「カピバラ温泉」も実施。湯船にギュウギュウに入る姿は、見ているだけでも癒される♪
東松山市岩殿554 / 0493-35-1234
9:30~17:00(11/15~2/10は~16:30)/月曜(祝日の場合は開園)、12/29~1/1
大人(高校生以上)510円、小人(小・中学生)210円
埼玉県のほぼ中央に位置する東松山市のキャッチコピーは「花と平和の東松山市」。自然・食・文化のスポットが満載で、オランダのナイメーヘン市との姉妹都市になっているんだ。