その昔、吉見町一帯は横見郡と呼ばれていたんだ。明治22年の町村制施行によって東吉見村、西吉見村、南吉見村、北吉見村の4つの村が生まれ、昭和29年には4つの村が合併し吉見村に、昭和47年には町政を施行して吉見町になった。荒川と市野川に挟まれた肥沃な地だったことから、稲作を中心に農業が発展。昭和30年頃にイチゴ栽培が始まり、一時期は100件ほどのいちご農家が集まった時代もあった。今では県内で一番の生産量なんだよ!
約1400年前に生まれた日本最大級の横穴古墳群「吉見百穴」。凝灰岩の壁面に219個の穴がぽっかり空いている岩山で、現在は国指定史跡にも認定されているんだ。江戸時代には「天狗さま、雷さまが掘った穴」といった伝説もあったとか。戦時中には3本の大きな洞窟が掘られ、地下に飛行機のエンジン部品を製造する軍需工場にも使われた歴史もある。百穴の一部にはかすかに光を発する希少なヒカリゴケが自生していて天然記念物にも指定されているよ。
吉見という地名は伝説によると「ヨクミユ」、その後「横渟(よこぬ)」や「横見」を経て、現在の「吉見」と呼ぶようになったらしい。言い間違えとも、なまりともいわれているけど、吉(きち)が見えるという縁起が良い名前だよね。
11/20~22に開催する「八丁湖ヒーリングナイト」。紅葉を幻想的にライトアップするイベントで、今年は小学生向けのスポーツイベントも開催予定。
12/5から始まる今年で13回目を迎えるイルミネーションイベント。参加団体が作ったオリジナルイルミネーションが吉見町民会館前で光り輝くよ。
吉見いちごがモチーフの吉見町PR大使。おでこの模様は吉見の百穴、お腹の数字「2537」は日本一の荒川の川幅2537mを表しているんだ。
「元気×100 ひゃくあな祭」が11/14の埼玉県民の日に開催。当日は吉見百穴が無料開放され、比企のゆるキャラが集まって撮影会やミニ江ノ電乗車体験など、大人から子どもまで楽しめるイベントが行われるんだ。ポン菓子の無料配布や野菜の直売会も実施されるよ。勾玉やハニワづくりの体験コーナーも注目だ。今年初登場は専用のロープを使って木登りが楽しめるツリークライミング。木の上から森の仲間たちを見てみよう。
1984年に合併30周年を記念して現在の庁舎が完成。暮らしや日常生活の相談や、観光情報を提供し、地域の活性化に力を入れているんだ。2000年には平和都市を宣言したんだよ。