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埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第30号 2015/9 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

鴻巣市 観光協会のみなさんに聞いた 鴻巣市はこんなトコロ

江戸時代に宿場町として栄え、現在は関東有数の雛人形の街で知られる人口119,000人の鴻巣市。実はたくさんの日本一記録があり、川幅うどんなどユニークなB級グルメも楽しめちゃう鴻巣市について話を聞いてきました。

徳川家康が利用した宿場町「鴻巣宿」

江戸時代に中山道の宿場町として発展した鴻巣宿。もっとも多かったときには旅籠と呼ばれる宿屋が58軒もあったんだ。中山道の起点となる日本橋から7番目の宿場(約48km)で、あの徳川家康が鷹狩りに向かう途中で休憩するスポットにも選ばれ、家康が滞在するために鴻巣御殿という施設が建てられた。家康はまた、宿場の出入り口近くにある勝願寺を訪れたときに住職に感銘を受け、徳川家の三ツ葉葵紋が送られたほどで、徳川家ゆかりの町だったんだ。

昭和30年頃の中山道の様子
市役所に設置されたピラミッドひな壇

江戸時代から有名だった鴻巣の雛人形

江戸時代には江戸や越谷と並び、関東三大雛市が開かれるほど雛人形づくりが盛んだった鴻巣。中山道沿いにあったことから人形の衣装に使う西陣織を京都から取り寄せやすく、クオリティが高いと評判だったとか。明治時代の記録によると、町内には31軒もの人形屋さんがあったんだって。今でも日本有数の人形産地として知られ、毎年2月に開かれる「鴻巣びっくりひな祭り」では高さ日本一(7m)のピラミッドひな壇が飾られるのは有名だよね。

鴻巣の由来は「こうのとり伝説」にあり

その昔、村にある大きな木にこうのとりが巣を作り、卵を産んだ。するとどこからか大蛇が現れ、卵を食べようとした。それを見たこうのとりが大蛇をやっつけて平穏な生活が訪れたという。そんなエピソードから、こうのとりが巣を作った場所という意味で「鴻巣」と呼ぶようになったんだって。このお話は「こうのとり伝説」として今も鴻神社の境内の看板に書かれているんだよ。

こうのす花火大会

秋の夜空を彩るイベントといえば「こうのす花火大会」だね。今年は10/10(土)に15,000発の花火が打ち上げられる。昨年ギネス記録に認定された四尺玉も登場!

鴻巣御殿御参行列

鴻巣市合併10周年イベントが11/14(土)に開催される。鴻巣東小学校校庭を鴻巣御殿会場として、徳川家康をはじめ数々の歴史人たちが中山道をパレードするんだ。

ひなちゃん

市名の由来でも触れた「こうのとり伝説」に登場するこうのとりのひなをモチーフに生まれた市のメインキャラクター。市内で開かれるイベントで会えるかも!

市民映画「幸ノ巣〜時は波のように〜」が今秋公開!

市民映画「幸ノ巣〜時は波のように〜」

鴻巣北本青年会議所が企画し、2014年5月から今年の3月までおよそ1年かけて撮影された市民映画『幸ノ巣~時は波のように~』がついに完成! 出演者とスタッフは鴻巣在住・在勤・在学の人たちオンリー。市内の観光名所や季節のイベントなど、おなじみのスポットがたくさん登場するから、映画を通じて鴻巣市のいろんな魅力を知ることができるよ。10/24~11/23の土日限定で、こうのすシネマで上映予定。鑑賞料100円

鴻巣市の名物・特産品など

なるほドリ こうのす川幅グルメ 鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川。その川幅が日本で一番長い(2537m)ことから生まれた川幅グルメは、うどん、ラーメン、せんべいなどいろいろ。 いがまんじゅう おまんじゅうを赤飯で包んだ鴻巣伝統のご当地スイーツがこれ。独特なビジュアルが栗のいがに似ているから「いがまんじゅう」って言うんだって。 ひなちゃんグッズ各種 ぬいぐるみやバッジ、シール、ノートなど、鴻巣市のメインキャラクター・ひなちゃんのグッズが続々と誕生している。「ひなの里」でも好評発売中! 鴻巣市を代表するグルメやグッズをど〜んと紹介!

お話をうかがった場所

鴻巣市産業観光館「ひなの里」

鴻巣市が誇る伝統産業の雛人形の歴史をはじめ、国指定無形民俗文化財の赤物などを展示する鴻巣観光の情報発信基地。建物の横には明治時代に建てられた人形店の蔵も。館内では市内の観光スポットなども教えてくれ、ひなちゃんグッズも販売されているよ。

アクセス
JR「鴻巣駅」より車で5分
所在地
鴻巣市人形1-4-20
TEL
048-540-3333
開館時間
9:00~17:00(水曜日休館)
写真提供
鴻巣市、一般財団法人鴻巣市観光協会、
一般社団法人鴻巣北本青年会議所
鴻巣市産業観光館「ひなの里」
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