MAINICHI TOWN PARTNER
埼玉北部毎日会
ほっぷ!すてっぷ!ほくぶ! 第28号 2015/7 月イチ特集! なるほドリが埼玉北部をあっちこっち取材! 閉じる

桶川市観光協会「中山道宿場館」のガイドボランティアさんに聞いた 桶川市はこんなトコロ

埼玉県の中東部にある桶川市は、高崎線が通る人口75,000人の街。今回は桶川市観光協会が管理運営する「中山道宿場館」におじゃまして、ガイドボランティアの方たちに桶川の魅力を聞いてきました。

江戸時代に宿場町として栄えた桶川市

江戸時代に整備された中山道で、日本橋から6つ目の宿場だった桶川。江戸から草津までをつなぐ道だったことから中山道を利用する人が多く、また大名行列が度々行われていたことから、最初58軒だった宿はみるみる増えて300軒以上になったとか。明治時代に入ると1885年に高崎線の桶川駅が開業し、人々の移動手段は汽車に変わった。それから宿場はだんだん数が減ったんだ。

明治40年ごろの桶川駅前
昭和7年の桶川駅前通り 写真協力:中山道商店会

紅花の生産でかなり有名だった

桶川の歴史を振り返るうえで必ず出てくる紅花の話。1700年代後半あたりに紅花の栽培が始まっていたようで、黄色い花を咲かせた紅花を摘み取ってから紅餅(べにもち)という染料の素にして全国に販売していたんだ。江戸や京都でも愛用されるほどで、当時は「桶川臙脂(えんじ)」ってブランド名が付いていた。紅花は今でも桶川市の名物としてよく目にするし、毎年6月には「べに花まつり」が開催されているんだよ。

そもそも「桶川」ってどんな意味なの?

広々とした田畑を意味する「オキ」という言葉から「沖側(おきがわ)」と呼ばれ、それがなまって「オケガワ」となったという説。芝川と鴨川の水源がある地だから、川が起きるで「起き川」という説。いろんな説があって正確には分からないみたいだけど、どれも面白いエピソードだよね。じゃあここで、桶川のイベントやゆるキャラのことをちょこっと紹介するね!

桶川祇園祭

無病息災を祈願するために始まった桶川祇園祭は、江戸時代の1738年に始まったと言われる伝統ある夏祭り。各町内の山車が集まる「ひっかせ」は今も続くにぎやかなイベントなんだ。

桶川市民まつり

毎年11月3日に開催される中山道の歩行者天国。1861年、江戸に下向する皇女和宮(かずのみや)ご一行が桶川宿に宿泊したことにちなんだ「皇女和宮行列」が盛大に行われるよ。

オケちゃん

2010年に誕生した桶川市のマスコットキャラクター。頭は紅花で、衣装は宿場町桶川をイメージして羽織とはかまを着ているんだ。中山道宿場館や市内で行われるイベントでも会えるよ。

「桶川市べに花ふるさと館」に行ってみよう!!

桶川市べに花ふるさと館

みんなが生まれるよりずっと前、桶川の人たちがどんな暮らしぶりだったのかを見学・体験できる施設。約100年前に造られた長屋門をくぐると見えるのは、古民家の柱や梁をそのまま使った大きな母屋。定期的にそば打ち体験や陶芸教室が開かれていて、たくさんのお友だちが集まるんだ。大昔にタイムスリップしたような場所で、ふるさとの文化をいろいろ見たり聞いたりできるね。母屋では、埼玉県産小粉の手打ちうどんやそばも食べられるよ。
桶川市加納419-1/048-729-1611/9:00~21:30/月曜、年末年始休み

桶川市の名物・特産品など

べに花まんじゅう 110円(税込) 厳選された小麦を主原料に、紅花と北海道あずきを使用した小麦まんじゅう。素朴な味わいでほっこりする甘さだよ。 株式会社べにっこ 080-1274-3515
醤油各種 220円(税別)〜 「彩の国有料ブランド」認定の醤油。国産大豆を杉の大桶で醗酵・熟成させ、さらに再醗酵させた甘露醤油などいろんな商品があるよ。 坂巻醤油店 048-787-0340
オケちゃんグッズ各種 トートバッグ1000円〜、ぬいぐるみ(小)700円をはじめ、ハンドタオル、ボールペン、クリアファイル、メモ帳、缶バッヂなど。これ全部「中山道宿場館」で帰るよ。
なるほドリ
メイド・イン・桶川のアイテムや人気のオケちゃんグッズを集めてみたよ

お話をうかがった場所

中山道宿場館

館内にはたくさんの写真や資料が展示され、桶川の歴史をたくさん勉強できるよ。さらに事前予約でガイドボランティアさんが案内してくれる歴史散策も利用できるんだ。

アクセス
JR高崎線「桶川駅」より徒歩6分
所在地
桶川市寿1-11-19
TEL
048-778-3567
開館時間
9:00~16:00
休館日
お盆、年末年始
駐車場
建物並びにある「中山道パーキング」をご利用ください
(100円/時間)
中山道宿場館
ページトップへ