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【北部人物ファイル1】くまがや鳴子会 熊舞代表 蓮沼富久恵さん2013.09.10

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◆プロフィール
蓮沼富久恵(はすぬま ふくえ)/12月12日生まれ、熊谷市出身。学生の頃から器械体操、バトントワリングに打ち込み、社会人になってからはエアロビクス講師として活躍。2002年に「くまがや鳴子会 熊舞(ゆうまい)」を立ち上げ、代表兼指導者として約30名のメンバーを引き連れて県内外のイベントに参加。現在は『くまがや桜よさこい』『熊谷うちわ祭り パフォーマンス部門』の実行委員長も務める。

 

北海道で体験したYOSAKOIに感動
友人の勧めで、十数年前に北海道の「YOSAKOIソーラン祭り」を見る機会があったんです。それまでは、テレビや知人がやっているのを見る程度だったんですが、あれほどの規模のイベントを生で見た興奮が忘れられなくて。それで「自分もよこさいをやりたい!」ってなったんです。知り合いのチームに参加したり、教材DVDを見て勉強しているうちに、いつかは自分のチームを作ろうと思ってました。それでいよいよ2002年に「熊舞」を立ち上げるタイミングが来まして、当初は30人でスタートしました。

下は19歳、上は70ン歳まで活動
このチームに参加しているメンバーの層の厚さも特徴のひとつで、一番若い人で19歳、上は70を超えた人もいるんですよ。学生や主婦、会社員、なかには自衛官の方も。そんな彼らがひとつのチームで踊るって素晴らしくないですか? みんなが持っているよさこいへの情熱、魂は同じなんです。同じ衣装を着て、お客さんに感動を届けるために、私たちメンバーも笑顔で楽しく踊るんです。よさこいの魅力を知ったなら、もう一生青春ですよ!

夏から秋にかけては大忙しの熊舞
普段の練習はこうして学校の体育館をお借りして毎週水曜日と隔週の日曜日におこなっています。私たちがよさこいを披露するのは県内のイベントが主で、7月を皮切りにちょうど今が1年でもっとも忙しい時期なんです。ここ数年は、熊谷市からもオファーがいろいろと舞い込んでいて、この時期は土日祝ほとんどフル稼働です。来月の8日には東京の木場で開かれるよさこい祭りに出場するので(取材は8月28日)、それに向けて振付けやフォーメーションの総仕上げをしています。

熊舞オリジナル曲に込めた思い
2012年にチーム結成10周年を記念して発表したオリジナル曲『新生の萌芽(しんせいのほうが)』は、メンバー全員で歌詞を考えたんです。曲のラストに“あふれる感謝を踊りに込めて 熱く咲かそう 熊舞魂”というフレーズがあるのですが、これは私たちの踊りを見てくれたすべてのお客さんに対しての感謝はもちろんのこと、10年間一緒にチームを盛り上げてきてくれたメンバーやその家族に対してのメッセージなんです。北海道でよさこいに恋をして、自分の生まれ育った熊谷でチームを立ち上げ、今までたくさんの人たちに支えられてきました。そうしたいろんな方たちとの絆を感じますし、なによりも感謝の気持ちがあるんです。メンバー全員で踊ることで見ている方たちへ笑顔や元気を届けたい。それが“熊舞魂”です。

◆メンバーからみた蓮沼さん
柳井さん/2002年からの初期メンバー
蓮沼さんはエネルギーとパワーの塊ですね。2002年に開かれた熊舞設立の講習会に参加したんですけど、そのときに並々ならぬ情熱を感じて入会したんです。蓮沼さんによこさいの魅力を教えてもらったおかげで、11年も続けてこられたんだと思います。

小林さん/2012年加入の新人メンバー
蓮沼さんを見ていると、「ほんとによさこいを愛しているんだなぁ」というのが伝わってきます。それに人を引き付ける不思議な力を持っている方ですね。熊舞にはいろんな年代のメンバーがいて、それぞれの人が蓮沼さんのことをお姉さん、お母さんのように慕っていて、まるで家族みたいです。

 

◎くまがや鳴子会 熊舞ではメンバーを随時募集しています◎
熊谷市内にお住まいの方でなくても、練習に参加できる方なら入会OK。蓮沼代表ほか先輩メンバーがよさこいの振付けと魅力をしっかり教えてくれます! お問い合わせは熊舞の公式ホームページからどうぞ。

写真:(左)蓮沼さんはイベントで司会も務める。(中上・右上)メンバーひとりひとりの演技をチェックし、その場で指導する。(中下)全体の動きを見ながら掛け声をかけていく。(左下)今年4月に開かれた「第5回くまがや桜よさこい」での1コマ。