2013年 9月
熊谷支局長:橋本 政明
日高・鉄道画を描くハンディキャップ画家2013.09.30
日高市に住む福島尚さん(44)は、生まれつきハンディキャップがあります。症状が見え始めたのは3歳の頃で、そのころから電車や線路、踏切に興味を持ち、絵を書くようになりました。幼稚園、小・中学でも書き続け、歳を重ねるごとに絵のタッチが成長してるようです。なんと言っても福島さんの絵の特徴は、繊細なタッチにもかかわらず、レイアウトを自由に作り替える大胆さです。機関車の車輪やピストン、石炭やまきもすべて1本1本筆を入れていきます。何が難しいかと私の問いに「何も難しくない」とニヤリとしながら答えてくれました。取材を終え、私が車に乗り込もうとしたときも、福島さんが再び微笑みながら「さよなら」を言ってくれました。こちらこそ、有り難うございました。(f5、1/160、ISO1600、1/3段マイナス補正)