2012年 9月
特派員:清水 隆明
ピッコロ震災孤児支援プロジェクトの狩野さん来局2012.09.21
以前、毎日新聞とこのホームページで紹介した「ピッコロ震災孤児支援プロジェクト」の狩野義久さん(54)が20日、義援金11万3110円を毎日希望奨学金へ寄付するため来局しました(28日付毎日新聞「希望新聞」面掲載)。
もう一度、プロジェクトをおさらいします。
狩野さんは、福島県北塩原村の磐梯朝日国立公園内で「ピッコロホテル セカンド」を、また、新潟県湯沢町で「ピッコロホテル ラパーチェ」を経営しています。
東日本大震災で被災した狩野さんは、被害にあった子供たちを支援しようと、プロジェクトを立ち上げました。震災の発生した2011年3月11日にちなみ、1口「11311」円を協力金として支払うと、2ホテルで使える8泊分の無料宿泊券(32000円相当、素泊まり)がもらえます。協力金のうち半額が義援金にあてられます。
約3カ月ぶりの熊谷となった狩野さん。お元気そうでなによりです。「福島、新潟とも、今夏は厳暑のうえ雨が少なくて。でも、外でのバーベーキューは天気の心配がなくて良かったですけどね」と、笑顔を見せてくれました。
特に、福島の様子を聞きました。
「まだ風評被害があって、お客は全盛期の3割程度ですかね。周りのホテルも同じようです。実際に来た人は、満足して帰っていただけるんですが。特にうちは、山と湖が織りなす絶景が目の前に広がっていて、裏磐梯の中でも知る人ぞ知るカメラポイントなんですけどね」
「それでも、来年は中学校の修学旅行の予約が入ったりして、少しずつ、客足は戻ってきつつはあります。これからは、紅葉がホントにきれいなんですよね。秋の行楽シーズンにはぜひ、足を運んでいただけたらと思います」
狩野さんはこれからも、多くの賛同者を募っています。
申し込みはプロジェクトのホームページ(http://www.piccolo-sks.com)から。もちろん、電話でもかまいませんよ。問い合わせはピッコロホテル セカンド(☎0800・800・8893)へ、どうぞ。