2012年 7月
特派員:清水 隆明
ピッコロ震災孤児支援プロジェクト2012.07.21
福島県北塩原村でホテルを経営する狩野義久さん(54)が、東日本大震災で親を亡くした子供たちを支援する「ピッコロ震災孤児支援プロジェクト」の協力者を募っています(7月20日付希望新聞面掲載)。
一口11311円の協力金を支払うと、狩野さんのホテル「ピッコロホテル セカンド」(北塩原村)と「ピッコロホテル ラパーチェ」(新潟県湯沢町)で使える8泊分の無料宿泊券(32000円相当、素泊まり)がもらえます。協力金のうち半分が義援金にあてられます。
わざわざ狩野さんが熊谷支局まで来て、説明してくれました。ありがとうございました。
ところで。
なぜ、埼玉県に縁もゆかりもない狩野さんが、毎日新聞熊谷支局に?
それは……
狩野さんは千葉県船橋市出身。専大松戸高の球児でした。社会人になってから、船橋市のお隣、市川市の軟式野球チームにかつて所属。湯沢町から3時間もかかる同市へ通い、早朝野球「市川おはよう野球」で活躍していました。
この市川おはよう野球は、毎日新聞船橋支局が後援しています。私、熊谷支局の前任地が船橋支局で、実は異動直前の2010年3月20日付千葉面で「新潟県から参加する熱血漢プレーヤー」として、紹介していたんです。
2年前の野球の記事が縁で、今回の取材となったわけです。久々にお元気な姿を見て、うれしく思いました。
北塩原村・猪苗代湖の近くにある狩野さんのホテルも被災しましたが、大したことはなかったそうです。お客さんを受け入れる準備は万全です。
水と緑あふれる猪苗代湖周辺は、これからがベストシーズン。みなさんぜひ、足を運んでみて下さい。私もいつか、家族で伺いたいと思います。
今回の一口オーナー制度をもっと詳しく知りたい方は、インターネットで「ピッコロ震災孤児支援プロジェクト」と検索下さい。申し込みも出来ますので。