2012年 5月
熊谷支局員:大平 明日香
本因坊戦の前夜祭2012.05.28
本因坊戦第2局の前日の27日、とうとう両対局者が現地入りしましたーー!!
熊谷市実行委員会や地元住民の方々がお出迎えです。妻沼のゆるキャラ「えんむちゃん」も♪
山下敬吾本因坊は33歳、井山裕太天元は23歳。地元の最初の反応は「お二人とも若いな~~」でした(笑)。
まずは、会場の聖天山歓喜院へ。
絶好のタイミングで国宝指定が決まった聖天堂を見学してもらいました。
囲碁彫刻の前で、四世本因坊道策と弟子で地元の熊谷本碩の対局を再現した棋譜であることなどを、説明。
2人とも、うんうんとうなずいて熱心に見上げていました。
ちなみに、山下本因坊の雅号は「本因坊道吾(どうわ)」ですが、これは道策の「道」から由来したというくらい、尊敬しているらしいです!
このあとは、対局場の本坊書院へ。実際の雰囲気を見てもらいました。
この日は、熊谷は最高気温28・7度。涼しげな表情のお2人もさすがに暑かった模様です・・おつかれさまでした。
午後6時からは、妻沼中央公民館で前夜祭。
囲碁ファンたちが拍手で歓迎しました。
井山天元は、「本堂でお祈りもして身が引き締まる思い。素晴らしい環境を用意してもらって、感謝の気持ちを盤上で表現したいです」とあいさつ。
そして、山下本因坊は、井山天元が5月24日に将棋棋士の奥様と結婚したばかり&本因坊戦第1局で勝利したことに触れて
「『公私ともに絶好調』ということですが、井山さんに家庭を守っていただき、本因坊は私に任せていただきたい!」とユーモアたっぷり(?)に決意を語り、会場は笑いに包まれました☆
2人には、今回の記念大会として行われたアマ本因坊戦と子供本因坊戦の優勝者の子供たちに、賞状や記念品も贈呈していただきました。
きっと良い体験になったと思います☆