特派員：清水 隆明

本格的！　県都の隠れ家　料理・酒　おがわ2011.12.28

　きょうは御用納め。今年の仕事は最後という人も多いのではないでしょうか。１年間、本当にお疲れ様でした。
　かくいうわが熊谷支局は２６日から、藤沢記者が全国高校ラグビー大会に出場する深谷高校の取材で大阪出張しています。現地から、生きのいいラガーメンの活躍を紙面、ブログで伝えてくれることでしょう。と、いうことで、年末年始は私一人きりなのです。
　今回は、前回に続いて「番外編」とでもいうのでしょうか、浦和で見つけた、まさに大人の居酒屋「料理・酒　おがわ」を紹介します。

　先日、船橋支局時代にお世話になった取材先の方たちと忘年会で訪れました。ＪＲ浦和駅から少し離れた、住宅街の中にある、まさに隠れ家的な居酒屋、というより、小料理屋の感じでしょうか。

　大将・小川洋一さん（５４）の実家を改装し、今月３日にオープンしたばかりです。店内にはまだ白木の香りが漂っています。２０人も入れば満席のこじゃれた内装です。

　実は小川さん、ＣＳ放送で１０年以上も続いた「全国居酒屋紀行」という番組の元プロデューサー兼ディレクターで、全国の有名居酒屋４００軒以上を飲み歩いた人だったんです！　居酒屋好きが高じてついに脱サラし、理想とするお店を開店した、というわけなんです(左の写真は刺身の盛り合わせとこの日のお通しのしんじょ揚げ)。

　ですから、酒もつまみもおいしくないわけがない！　お酒は地元・浦和の内木酒造「旭正宗」など埼玉をはじめ全国の銘酒がそろいます。おつまみも、ゆずみそ、ししゃも、栃尾の油揚げなど、かつての人脈を生かして各地の名店から取り寄せた珠玉の一品が並びます。うつぼの一夜干し（写真下右）などの珍味も充実しています。その、うつぼのしっぽの煮付け（写真右の左側）は本当においくして、日本酒にはピッタリ！　ほかに、肉じゃがなどをいただきましたが、どれも上品な味わいでした。しかも、とってもリーズナブルです。

　小川さんは「料理をちょこっとつまんでもらって、お酒好きにゆったりと楽しんで飲んでもらえる店にしたい」と話していました。大切な人と静かに飲みたい時に、足を向けてみたくなるお店でした（右下は比内地鶏のもも肉）。来年からは、ランチも始めるんだそうですよ。

☆住所：さいたま市浦和区常盤４の３の１５
☆☎：０４８・８３１・０４２６
☆営業時間：午後５～１０時（ラストオーダー）
☆定休日：火曜日