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2011年 10月

特派員:清水 隆明

子育てに適した自然が魅力 羽生・村君地区移住者インタビュー(下)2011.10.18

 前回に続き、2010年に旧鳩ケ谷市(川口市)から羽生市村君地区に移住した、会社員、能勢憲一さん(38)、主婦、藍さん(29)さん夫妻に、現在の暮らしぶりをお伺いします(19日付毎日新聞北面掲載)。

--以前、住んでいた場所はどんな環境でした?
能勢さん:変電所に近い住宅街です。国道122号の近くで交通量が多く、危険なところでした。排気ガスや生活音に夜まで悩まされ、家の中にいても落ち着きませんでした。娘(現在9歳、桜香ちゃん)がいるので、どこか田舎で通学時間のかからない、安全な所を探していたのです。

--村君地区にした決め手は。
能勢さん:いろいろ探しましたが、羽生市は犯罪件数が比較的少なく、小学校が近くにあり、求めていた長方形の整形地があったのです。将来は家庭菜園もしたかったので。また、子供が農業体験とか自然にふれあえる環境があったことも良かったです。

--住んでみた感想は。
能勢さん:地元の人が親切だし、生活がのんびりしています。公民館でいろんなイベントをしていて参加しやすいし。空気がきれいで、星もすごくきれいです。夜が静かで眠りが深いです。温泉地が近いのも利点です。野菜も新鮮でおいしいです。

--とまどった点はありますか。
能勢さん:仕事が見つかりにくいですね。あと、カや虫が多いです。地元のお年寄りとのコミュニケーションが取りづらいと感じることはありますね。行政へは、家の周りの道路に速度標識をつけてほしいですね。たまに通る車がとばすので。

--村君地区だからこそ良かった点はありますか。
能勢さん:村君小学校です。鳩ケ谷に比べて児童の数が少なく、その分、先生の目が一人一人によく届くんです。クラスメートも歓迎してくれました。

--移住を考えている人にアドバイスがあれば教えてほしいのですが。
能勢さん:思い切りではないですかね。子育てにはいいですよ。気持ち的な余裕もあります。こちらは何かあっても近所の人が助けてくれますから。都会は無関心ですけど、こちらはある程度、距離を置いて温かく見守ってくれるという感じです。いいところですよ(写真は能勢さん一家)。