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2011年 10月

特派員:清水 隆明

地粉50%使用 ご当地「上里ラーメン」誕生!2011.10.12

 上里町産の小麦「農林61号」を50%使った「上里ラーメン」が、関越自動車道上里サービスエリア(SA)下り線の上里レストランプリンス内フードコートで販売され始めました(21日付毎日新聞埼玉面掲載)。

 上里町は、種子用小麦作付面積が173・7㌶(2009年産)と、日本一を誇ります。それをPRするために開発された「上里うどん」に続く地粉シリーズ第2弾となります。
 レストランを経営する西武鉄道、県本庄農林振興センター、JA埼玉ひびきの、製粉・製麺会社の官民が連携し、約1年をかけて作りました(左の写真は上里ラーメン「御用蔵 醤油ラーメン」)。

 上里ラーメンは、細めの平打ち、ちぢれめんで、着色料を使っていないため、やや白いことが特徴です。のどごしをよくするために、麺のちぢれやもみ具合のバランスを取ることに一番苦労したそうです。小麦本来の香りと、もっちりした食感が楽しめます。
 コクのある魚節豚骨のスープとの相性も抜群。しょうゆは神川町産、みそは皆野町産と地産地消にこだわっています。しょうゆ味、みそ味、つけめんの3種類があり、価格は590~900円です。「手もみ風で懐かしい味ですね」と、お客さんの評判も上々とのことでした(右の写真は、上里ラーメン作りに携わった松本仁一・JA埼玉ひびきの上里営農センター所長=前列左、金井武司・上里町種子生産組合組合長=前列右、酒巻さん=後列左、戸倉一泰・県本庄農林振興センター部長=後列右)。具のチャーシューも大きくてさっぱりしていて、食べ応えがありましたよ。試食もしました。どれもおいしかったですが、個人的には、一番小麦の風味が立っていたつけめんが気に入りました。

 地粉シリーズ第1弾として今春発売された「上里うどん」は好調なのだそうです。レストランの酒巻清文副支配人によると、高速道路1000円通行が終わったり、東日本大震災の影響でレストラン全体の売り上げが減少する中、上里うどんは前年同期比約15%アップを記録したとか。
 関係者は上里ラーメンにも高い期待を寄せています。酒巻副支配人は「佐野ラーメンに追いつけ、追い越せと思って開発しました。街おこしの起爆剤になってほしいですね」と、力を込めていました。

 問い合わせは上里レストランプリンス(☎0495・33・2666、上里町五明若宮825の1)へどうぞ。高速道路を通らなくても、一般道から入場できますので(写真下左は焙煎味噌チャーシューメン、下右は魚節豚骨つけ麺)。